原水爆禁止2001年世界大会
I.  世界大会の日程と会場
8月3日(金) 14:00〜19:00 開会総会/全体会議 (広島厚生年金会館)
8月4日(土) 09:30〜18:00 全体会議/分科会 (広島厚生年金会館)
8月5日(日) 10:00〜11:30 閉会総会 (広島厚生年金会館)
世界大会・広島
8月5日(日) 14:00〜17:00 被爆者の話——原爆モニュメントめぐり (本川小学校集合)
14:00〜16:00 海外代表と草の根の連帯交流集会 (厚生年金会館)
8月6日(月) 13:00〜15:30 原水爆禁止2001世界大会−広島
(広島県立総合体育館・グリーンアリーナ)
19:30〜20:30 ヒロシマデー国際共同行動——とうろう流し (元安川・相生橋東詰北川)
世界大会・長崎
8月7日(火) 15:00〜17:30 原水爆禁止2001年世界大会−長崎 開会総会
(長崎県立総合体育館・アリーナかぶとがに)
8月8日(水) 09:30〜15:00 分科会/動く分科会 (長崎市内ほか)
13:00〜16:00 共同企画 (長崎センチュリーホテル)
19:00〜21:00 特別企画「マーシャル諸島代表と語るつどい」
(長崎市民会館6F−第2・第3会議室)
夕方、夜 関連企画
8月9日(木) 11:00〜13:00 原水爆禁止2001年世界大会−長崎 閉会総会
(長崎県立総合体育館・アリーナかぶとがに)
14:00〜15:00 ナガサキデー宣伝・署名行動 (鉄橋)
17:00〜19:00 レセプション (長崎センチュリーホテル)
II. 2001年世界大会のテーマ・サブテーマ
テーマ 「核兵器廃絶の約束」の実行を核保有国に求めよう—
国際的協力と連帯で希望ある世界を!
サブテーマ:
1. 速やかに核兵器廃絶の実行を:
核廃絶と平和に逆行する新「ミサイル防衛」計画反対。核兵器の開発・実験の中止、核実験禁止条約の批准・発効。核兵器の大幅削減、核分裂物質製造禁止など核軍縮措置の前進。核兵器先制使用・非核保有国への核使用政策の放棄。核兵器廃絶を目標とした交渉の即時開始。
2. 核兵器持ち込み反対、非核兵器地帯を全世界に:
外国領土・領海への核兵器持ち込み・配備反対。非核兵器地帯の拡大・強化、非核自治体・非核港湾の実現。外国軍事基地撤去・基地被害根絶、軍事同盟の解消。軍事費削減、くらし・環境を守る運動との連帯。
3. 被爆者、世界の核兵器開発・実験被害者援護・連帯:
広島・長崎の被爆、ウラン採鉱、核兵器の開発・製造・実験の全過程での被害の全容解明と実態の普及、補償要求の支援、援護・連帯の強化。劣化ウラン弾の被害告発。
III. 2001年世界大会の主な内容
国際会議
8月3日(金) 開会総会、全体会議 14:00〜19:00 (厚生年金会館 3階 銀河)
開会総会:
主催者あいさつ 関谷綾子 世界大会実行委員会/大会議長団
被爆者報告 田中煕巳 日本原水爆被害者団体協議会事務局長
被爆者報告 郭貴勲(クワック・クイフン) 援護法在外者摘要裁判 原告(韓国)
第1セッション: 速やかに核兵器廃絶の実行を
アラン・ウェア 核政策に関する法律家委員会顧問/NPT再検討会議ニュージーランド代表団
ジャッキー・カバソ 西部諸州法律基金事務局長/廃絶2000運営委員(アメリカ)
ジーン・ランバート 核軍縮キャンペーン/緑の党欧州議会議員(イギリス)
牛強(ニュウ・チァン) 中国人民平和軍縮協会書記長
ジョゼフ・ガーソン アメリカフレンズ奉仕委員会ニューイングランド地域プログラム責任者
安斎育郎 立命館大学国際平和ミュージアム館長
緒方靖夫 日本共産党国際局長/参議院議員
発言・討論より
ジェラルド・オブライエン アオテアロア・ニュージーランド平和評議会名誉議長
エレン・トーマス プロポジション・ワン委員会事務局長(アメリカ)
ドゥイ・トゥイ・クァック ベトナム平和委員会
ウーレ・コプレイタン 核兵器ノー・事務局長(ノルウェー)
ピエール・ヴィラール フランス平和運動全国書記
フィリス・クレイトン 平和のための科学/カナダ核廃絶ネットワーク
ダグ・ブラウン バーリントン核軍縮協会議長(カナダ)
ラッセル・スプリンガー ニュートン教員組合(アメリカ・マサチューセッツ州)
マイケル・ホベイ NGO軍縮委員会(ニューヨーク)
ロメシュ・チャンドラ 世界平和評議会名誉議長
堀江ゆり 国際民主婦人連名執行委員/日本婦人団体連合会事務局長
斉藤一好 国際民主法律家協会顧問/不戦兵士の会
第2セッション: 核兵器持込み反対、非核兵器地帯を全世界に
コラソン・ファブロス 非核フィリピン連合事務局長
イ・ユジン グリーン・コリア・ユナイテッド(韓国緑色連合)
J・スリ・ラーマン インド核軍縮平和連合全国調整委員会
ケン・ワイアット 非核自治体国際会議事務局委員会委員長
梶本修史 原水爆禁止兵庫県協議会事務局長
芳澤弘明 原水爆禁止沖縄県協議会代表理事
発言・討論より
ジョン・M・イッティ インドキリスト者平和会議事務局長
M・A・ベイビー インド共産党(マルクス主義)中央委員/全インド人民連帯機構事務局長
シバ・シュレスタ 地球を救え 会長(ネパール)
ボンシー・ヴォネポウミ ラオス中央仏教徒協会主事
ハンナ・ハバロウ 太平洋問題資料センター(PCRC)教育資料開発担当者
ビベク・モハン・ラオ インド労組センター/航空従業員労働組合
松村忠臣 全日本教職員組合委員長
8月4日(土) 全体会議 09:30〜12:30 (厚生年金会館3階・銀河)
第3セッション: 被爆者、世界の核兵器開発・実験被害者援護・連帯
エルドン・ノート ビキニ環礁自治体首長(マーシャル諸島)
アバッカ・アンジャイン・マディソン マーシャル諸島共和国上院議員(ロンゲラップ環礁)
トム・ベイリー ハンフォード風下住民(アメリカ)
金子一士 広島県原爆被害者協議会理事長
マイダン・アビシェフ 「ネバダ セメイ」国際反核運動 副会長(カザフスタン)
ミーリャ・カビロワ アイグル(ロシア・チェリャビンスク核被害者組織)副会長
埋田昇二 静岡県原水協副理事長
ゼニスグル・コナロワ 国際女性子ども反核連名ーサマル・サマンサ・サダコ公共基金(カザフスタン)
タチアナ・ムハメディアロワ アイグル(ロシア・チェリャビンスク核被害者組織)顧問
発言・討論より
C・R・ドゥッタ 社会のための科学(インド)
イザベラ・スマング 大地の錨事務局長(ベラウ)
分科会 14:30〜18:00 (厚生年金会館)
8月5日(日) 閉会総会 10:00〜11:30 (厚生年金会館3F・銀河)
ゲストあいさつ ピーター・ワイス 反核国際法律家協会(IALANA)会長
分科会報告
科学者集会報告
起草委員会報告
国際会議宣言の採択
閉会
原水爆禁止2001年世界大会−広島
8月5日(日) 被爆者の話——原爆モニュメントめぐり 14:00〜17:00
内 容=被爆体験を聞く。被爆建物=本川小学校の原爆資料館見学。モニュメントめぐり(平和観音、供養塔、原爆ドーム、原爆の子像、平和都市記念碑、国民学校教師とこどもの像、県立ニ中の碑など)
海外代表と草の根の連帯交流集会 14:00〜16:00
内 容=国際会議に参加の海外代表のなかから、アジア・太平洋、アメリカ合衆国、核実験被害者の代表と、広島や全国の参加者との意見交流と連帯
8月6日(月) 13:00〜15:30 (県立総合体育館・グリーンアリーナ)
主なプログラム
・合唱団のうたごえ
・主催者開会宣言、議長団選出
・海外代表の紹介
・来賓あいさつ
・メッセージ紹介
・国際会議宣言・基調報告
・パネル討論—「核兵器廃絶の実行を」 <パネリスト>アメリカ合衆国/イギリス/中国/インド/廃絶2000などの反核平和運動の代表
・広島・連帯のひろば
米軍の低空飛行の即時中止を求めるとりくみ
核兵器廃絶をめざすヒロシマの会
被爆者の報告
世界の子どもの平和像・高校生
・決議採択
・うたごえー海外代表の登壇—全員合唱
原水爆禁止2001年世界大会−長崎
8月7日(火) 15:00〜17:30 開会総会(長崎県立総合体育館・アリーナかぶとがに)
プログラム
・うたごえ(オープニング)
・開会宣言・議長団選出
・海外代表の紹介
・連帯あいさつ
山口仙二 日本被団協代表委員
中島篤之助 非核の政府を求める会・常任世話人
東和文 日本青年団協議会会長
・メッセージ紹介
・主催者報告(国際会議、広島集会)
・政府報告ー核兵器廃絶をどう達成するか
1) ハスミ・アガム マレーシア国連大使
2) ジャミル・マジッド バングラデシュ駐日大使
3) カラムチャンド・マカドゥージ 南アフリカ駐日大使
4) アンドリュー・ハマ・ムテトワ ジンバブエ駐日大使
・世界のヒバクシャ紹介
・反核平和—全国の草の根から=平和行進/対政府署名・アピール署名/原爆展/核持ち込み・軍事基地ノー/非核の町・港づくりなど
・被爆者のたたかい
8月8日(水) 09:30〜15:00 分科会/動く分科会
- 第1分科会: 核兵器をめぐる動きー世界と日本の草の根交流
核兵器をめぐる世界の動きやアメリカの危険な核政策などをつかみ、各国や日本の草の根の運動の内容や到達点・教訓、共同のひろがりなどについて交流しあう。「核兵器廃絶の約束」の実行をせまる共同や、草の根運動の役割や国際連帯について、討論・交流を通じて明らかにする。
前半は分科会全体会議で、問題提起、海外代表の発言、各地の特別報告等をおこない、後半は3会場にわかれて分散会討論。
- 第2分科会: 核持込み・軍事基地・軍事同盟—非核の日本を
日米軍事同盟強化の圧力のもとでの米軍基地強化、沖縄新基地建設反対、基地被害、低空飛行や原潜寄港実態、各地のたたかいを交流し、核も基地もない日本への道を考える。核密約、核の傘、非核神戸方式などわが町・港の非核化運動、集団的自衛権や憲法改悪などを2会場で討論。
- 第3分科会: 被爆者と連帯し、核兵器のない世界を
広島・長崎の被爆者、ビキニ被害者の現状・実態や原爆症認定の問題点をあきらかにする。被爆者の要求や運動の到達点、援護・連帯活動のあり方、認定裁判勝利、被爆の実相普及、原爆展、被爆組写真の贈呈運動、世界のヒバクシャとの連帯、共同のとりくみなどについて議論。
- 第4分科会: 学習と交流—原水爆禁止運動と核兵器廃絶の展望
初参加者や若者、初歩から学びたい参加者を対象にした内容。核兵器をめぐる動きや核兵器廃絶の展望について、基礎から学べ、疑問点が解明される内容。
被爆者の被爆体験を聞く。
- 第5分科会: 原発問題・環境問題
核兵器廃絶、核燃料サイクルにともなう一切の被害の根絶を要求する立場から、政府や電力資本の原発推進政策の問題点を明らかにし、プルトニウムや劣化ウランの問題、資源エネルギーの開発、環境保護などを議論。全国の運動や経験を交流する。
- 第6分科会: 軍事優先政治と国民のくらし、軍事費削減
アメリカの核兵器を中心とする軍事優先政策と経済のグローバル化の問題、日本政府がすすめる戦争法や有事法制化の動向など、国民生活破壊の背景にあるものを明らかにする。国民各分野の生活破壊の実態やこれとのたたかいを交流させ、軍事費を削って、くらしや福祉・教育を充実させるとりくみを核兵器廃絶の立場から討論する。
- 第7分科会: 反核平和—豊かな文化運動の前進をめざして
さまざまな分野で活動をひろげている文化活動が反核平和運動の継承に果している役割、若い世代を対象にした活動など、創意的な活動実態の交流をめざす。報告・討論だけではなく文化的な企画も。
- 第8分科会: 動く分科会
被爆遺跡・碑めぐり
佐世保基地調査行動」
少年・少女の平和のつどい
- 第9分科会: 高校生フォーラムー核兵器のない21世紀を被爆者とともに
13:00〜16:00 共同企画 (長崎センチュリーホテル
- 共同企画 I 各国政府・外国代表によるパネル討論
−国際政治の最前線と草の根運動を結ぶ核兵器廃絶のための交流
<パネリスト>
ハスミ・アガム マレーシア連邦国連大使
ジャミル・マジッド バングラデシュ大使
カラムチャンド・マカドゥージ 南アフリカ大使
アンドリュー・ハマ・ムテトワ ジンバブエ駐日大使
- 共同企画 II 地方自治体の代表を中心にした交流討論
−地域から実らせよう非核の願い・原水爆禁止運動と自治体との対話:交流
- 共同企画 III 被爆者、世界のヒバクシャ
—被爆者・世界のヒバクシャとともに核兵器のない世界を−
—被爆者の状況/要求/運動の交流/共同での取り組みの追求—
19:00〜21:00 特別企画「マーシャル諸島代表と語るつどい」(長崎市民会館6F−第2・第3会議室
内 容=ロンゲラップ(上院議員)、ビキニ(環礁自治体首長、自治体議員)、ウトリック(上院議員)など3つの環礁の代表との連帯・交流集会
関連企画
- 「いまこそつたえよう ヒロシマ・ナガサキ2001のつどい」
主 催:つたえようヒロシマ・ナガサキ
日 時:8月8日 16:30〜18:30
会 場:メルカつきまちホール
- ピースジャム2001インナガサキ
主 催:ピースジャム2001ナガサキ実行委員会
日 時:8月8日 17:15〜19:30
会 場:長崎県立総合体育館かぶとがにアリーナ
- 核兵器なくそう女性のつどい2001
主 催:女性のつどい実行委員会
日 時:8月8日 17:30〜19:30
会 場:長崎市公会堂
8月9日(木) 10:00〜13:00 閉会総会(長崎県立総合体育館・アリーナかぶとがに)
プログラム
・あいさつ
・核兵器のない世界へー海外代表の発言
コラソン・ファブロス 非核フィリピン連合
トム・ベイリー ハンフォード風下住民
ジーン・ランバート 核軍縮キャンペーン/緑の党欧州議会議員
フィリス・クレイトン カナダ核廃絶ネットワーク
マイケル・ホベイ NGO軍縮委員会/パクス・クリスティ・インターナショナル
・被爆地・長崎からの訴え
山本誠一 長崎原子爆弾被爆者援護強化対策協議会委員
谷口稜曄 長崎原爆被災者協議会副会長
・日本代表の決意表明
・決議採択
・フィナーレ
1)長崎・九州のうたごえ
2)ナターシャ・グジーさん(8歳のときチェルノブイリ原発事故に遭遇、澄んだ歌声と民族楽器バンドゥーラで、チェルノブイリの子どもたちのための治療費募金活動を続けている。)
3)全員合唱
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