被爆80年へ 核兵器廃絶へ一歩踏み出そう!

原水爆禁止2024年世界大会にのべ1万人

8月3日から9日まで、広島と長崎で原水爆禁止2024年世界大会が開催され、国際連合と5か国の政府代表、アメリカ、イギリス、フランスなどの核保有国に加えて、ドイツ、スペインといった核兵器依存国の反核平和運動の代表、そして全国47都道府県の代表を合わせてのべ1万人以上が参加し、大きく成功しました。

ウクライナでも、ガザでも、核兵器の使用をほのめかした威嚇、国連憲章違反の事態が続き、これまで世界が築き上げてきた平和と進歩への逆流が起きています。

世界大会の参加者は、共通して、核兵器が使われるかもしれないという現実の危険、「瀬戸際」ともいうべき状況に強い危機感を表明しました。

中満泉国連事務次長は「世界情勢は危機的状況にあり、いまこそ世界を正しい方向へと押し戻すときだ。核保有国に核軍縮に向けた営みの遂行を求めつづけることは、皆さんの責務だ」とよびかけました。

いま、核兵器禁止条約(93か国が署名)と世界の人びとの声が、核兵器の使用をゆるさない「壁」となっています。世界大会は、禁止条約を力に核兵器廃絶を実現しようと力強くよびかけました。

9月26日は核兵器廃絶国際デー

毎年9月26日は国連「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」です。

日本政府は、核兵器禁止条約に背を向け続けています。

来年の被爆80年にむけて、世界とともに核兵器の廃絶を求める被爆者、核開発・実験被害者の訴え、核兵器の非人道性を大きく広げましょう。

核兵器禁止条約への日本の参加を実現するために署名にご協力ください。(2024年9月6日)