2024年8月3日〜9日 広島 長崎

原水爆禁止2024年世界大会へあつまろう!

今年の世界大会は

8月に開催される原水爆禁止2024年世界大会は、世界的な平和に対する逆流と岸田政権の危険な暴走にストップをかけ、「核兵器のない」世界と日本の核兵器禁止条約への参加を実現する重要な大会です。

ロシアによるウクライナへの侵略、イスラエルのガザでの虐殺、そして核兵器による威嚇に対して、世界各地で、無差別殺りくへの抗議と、非核平和、持続可能な世界を求める声と行動が広がっています。核兵器禁止条約は、第3回締約国会議にむけ、国連、条約加盟国政府と市民社会が協力しその流れを促進するとりくみが進められています。

国連安保理でも、グテーレス国連事務総長が核兵器国に対して、核軍備撤廃の措置の速やかな履行を促し、非核保有の多くの理事国が揃って核兵器禁止条約の支持を強く求めました。

世界各地の大学キャンパスや地域で、学生や青年たちがガザやウクライナでの戦争への抗議、ジェンダー平等の実現、気候危機の打破などの行動に立ち上がり、核兵器のない平和な世界の流れを支えています

こうした世界と日本各地のとりくみ、努力を世界大会に持ち寄り、発展させましょう。そして、来年の被爆80年にむけて、被爆者とともに大きなうねりを起こしましょう。

世界の政府・NGOと交流しよう

国連、オーストリア、メキシコ、インドネシア、カザフスタンを招請中です。アジアから多数の海外代表、アメリカ、スペインで核兵器禁止条約を推進する団体など有力な運動の代表が参加します。

プログラムは随時更新します。

被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を

 ―人類と地球の未来のために

8月3日(土)

 会場:広島JAビル10階大会議室
■ 開会総会(10:00-10:30)
■ 第1セッション(10:30-12:45)
■ 第2セッション(14:00-16:20)
■ 第3セッション(16:30-19:00)

8月4日(日)

 会場:広島JAビル10階大会議室
■ 閉会総会(10:00-11:00)
国際会議宣言の提案と採択

8月4日(日)

■ 原水爆禁止2024年世界大会 開会総会
【大会会場】広島県立総合体育館グリーンアリーナ

【開催時間】  14:00-16:30

※ オンラインZoomによるLIVE配信あり

8月6日(火)

原水爆禁止2024年世界大会 閉会総会・ヒロシマデー集会
【大会会場】広島県立総合体育館グリーンアリーナ

【開催時間】  10:30-13:00

※ オンラインZoomによるLIVE配信あり

8月8日(木)

■ 海外代表と市民との交流フォーラム

【会場】    長崎大学/中部講堂

【開催時間】  14:00~17:00(予定)

8月9日(金)

■ 原水爆禁止2024年世界大会 ナガサキデー集会

【大会会場】  長崎市民会館体育館

【開催時間】  10:30-13:00

 ※ オンラインZoomによるLIVE配信あり


チラシをダウンロード

抗議文

アメリカ合衆国大統領
ジョー・バイデン殿

2024年5月18日
原水爆禁止日本協議会

貴国政府が2024年5月14日におこなった臨界前核実験に対し、被爆国の運動として強く抗議する。
核エネルギー省安全保障局(NNSA)は、今回の実験が核弾頭の安全性や有効性、性能改善に向けたデータ収集に目的があるとしている。これは、バイデン政権が策定した2023年核態勢見直し(NPR)による設計寿命を超えた核兵器の更新、近代化をはかる「交代プログラム」と一体のものである。

貴国政府は、他国の核兵器の開発・取得・保有に反対する一方で、自国の核は「安全の保証」であり、「侵略を抑止」し、戦争を「防止」すると繰り返している。しかし核兵器は、ウクライナの戦争にもみられるように、侵略や戦争を「防止」しないばかりか逆に危険をエスカレートさせ、一度使われれば人類滅亡にさえ通じるものである。

現在、圧倒的多数の国ぐにが「核兵器のない世界」による安全保障を求めて核兵器禁止条約を支持し、条約に参加している。2021年1月に発効した核兵器禁止条約は、核兵器の開発、実験、保有、使用と威嚇を含めて、核兵器のあらゆる活動を禁止している。

どんな形であれ、今後一切の核実験をおこなわないこと、核近代化計画の中止を強く要求する。同時に、貴国がこれまで誓約してきた「核兵器のない世界」の実現にむけて、核不拡散条約(NPT)再検討会議での合意事項の履行や、核兵器禁止条約への参加など、誠実に行動することを要求する。

以上


抗議文

アメリカ合衆国連邦議会
共和党上院議員 リンゼー・グラハム殿

2024年5月17日
原水爆禁止日本協議会

あなたは、2024年5月8日、米上院歳出委員会国防省委員会で、1945年の広島、長崎への原爆投下について、これが「戦争終結につながった」との考えを示し、「イスラエルは負けるわけにいかない。これは、広島と長崎の究極版だ」とのべ、アメリカによるイスラエル軍の行動の支援を促した。

いま、世界の世論と圧倒的多数の政府は、パレスチナ自治区ガザ地区住民に対するイスラエル軍の無差別の殺りくと破壊に抗議し、即時の停戦、即時の人道支援、人質の解放、イスラエル軍の撤退、国連の決議に基づく紛争問題の平和解決を求めている。一般市民にたいするテロ攻撃はもちろんいかなる理由であれ、容認されるものではない。だが、武力攻撃の継続とそれに対する米国の軍事支援は、問題解決を遠ざけ、罪もない市民の犠牲を拡大するたけである。まして、核兵器の使用を促したことは、広島、長崎をガザで再現させてもかまわないという、究極の暴論であり、人類の生存に対する挑戦にほかならない。

我々は、あなたがそのことを真摯に受け止め、核兵器の使用の正当化にまでいたった5月8日の発言をただちに撤回するよう強く要求する。

以上

日本原水協とは

 原水爆禁止日本協議会は、1954年3月1日、アメリカが中部太平洋ビキニ環礁で行なった水爆実験の被害に抗議する国民的な世論と運動の高まりの中で、翌1955年、8月の第一回原水爆禁止世界大会の開催を経て、9月19日に結成されました。

 当時全国で集められた3200万筆を超える核兵器禁止署名は、唯一、核の攻撃を体験した国としての日本国民の強い反核平和の願いを示すものでした。

 それ以来日本原水協は核戦争阻止、核兵器全面禁止・廃絶、被爆者援護・連帯の三つを基本目標とし、毎年8月の原水爆禁止世界大会の開催、日常的な原水爆禁止の国民的署名運動、被爆者と協力した被爆の実相の普及など、草の根を基礎に多彩な行動を発展させています。

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