⻄東京原⽔協が市議会意⾒書採択めざす会を発⾜

2025年5月13日

東京都多摩地域の田無市と保谷市が合併して発足した西東京市の西東京原水協は 5 月 10 日、市内で「日本政府が核兵器禁止条約に署名・批准することを求めるつどい 西東京市議会でも政府に意見書を!」を開催し、26 人が参加しました。

はじめに、西東京原水協の西田昭司理事長が挨拶。「旧田無市初代市長の指田吾一さんが広島の被爆者で『原爆の日記』を表した。アメリカは原爆投下に先立って日 本に 46 発の模擬原爆を投下、そのうちの 1 発が旧保谷市に投下され、3 人が死亡した。西東京市は非核平和宣言都市であり、意見書を採択するべき市」と述べました。日本原水協の高草木博代表理事は講演で、核兵器をめぐる国際情勢を語るとともに、「朝日新聞」がおこなった世論調査では、核兵器禁止条約に日本は「加盟する方が良い」73%、「しない方が良い」22%。アメリカの「核の傘」が「必要だ」38%、「そうは思わない」55%に達したことを紹介し、「6 月の東京都議選、7 月の参議院選挙は、この国民の意思を世論から現実の政治に変える大きなチャンス。安全と平和と日本の自主性を求める国民の意思を形にし、その大きな高まりの中で原水爆禁止 2025 年世界大会では、核兵器のない世界は可能であり、現実的な展望であることを世界に示したい」「旧保谷市の革新市長であった都丸哲也さんは、東京原水協の代表理事として原水爆禁止と平和のために市民と力を合わせ続けた。地方自治体の議会で意見書を上げることは重要」と語りました。

意見交換では、「非核平和宣言都市を掲げているのだから、市議会もそれに見合う行動をとってほしい。今年こそ(意見書)の実現を迫っていきたい」、「貴重な会。地域からの発信で、草の根的につくっていくことは大事」などの発言がありました。その後、「会」の発足を拍手で確認し、安齋、緒方、西田、西川、福井、星出、村 田のみなさんを世話人として確認。世話人代表に福井、副代表に西田、村田、事務局長に安齋のみなさんを確認し、「会」の申し合わせ事項と市議会議員への要請文を確認しました。

村田副代表が「みなさんの発言に勇気をもらった。私はこれならできる、あれならやれるかも知れないとポジティブに考えて行動していこう」と閉会挨拶し、6 月議会で採択できるよう頑張る決意を固め合いました。(西東京原水協・安齋愼一郎)