祝 日本被団協 ノーベル平和賞受賞
核兵器のない平和な世界の実現を
被爆者とともに核兵器廃絶を
10月11日、日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞が発表されました。自らの体験を通して世界に訴え続け、核兵器の使用を人道的な禁じ手=「核のタブー」にした草の根の運動が受賞につながりました。
ウクライナで、ガザで、核兵器使用をほのめかす威嚇がくりかえされ、世界は核兵器使用の危機の中にあります。しかし、その危機、脅威に、核兵器で対抗することは、破滅の道でしかありません。
自民党総裁選の議論の中では、「『※核共有』についても議論をするべきだ」といった恐ろしい発言もありました。米国の核戦略のもと、日本が軍事大国化を進めることは、アジアの軍事的緊張を高め、わたしたちの未来を奪うものです。まして、憲法にも国際法にも反する「核共有」は許されません。
募金と署名にご協力を
全国の被爆者は平均年齢85 歳を超えました。いまも、原爆によってこころとからだ、くらしに困難を抱えながら、核兵器廃絶へ、命がけの訴えを続けています。
私たち日本原水協は被爆者援護・連帯をその目標として掲げ、毎年、「被爆者援護・連帯募金」にとりくんでいます。 これから年末にかけて、とりくみを強め、被爆者団体、被爆者のみなさんにとどけます。被爆者を励まし、支える大きな力となります。みなさんの募金をぜひお願いします。
核兵器禁止条約に唯一の戦争被爆国である日本が参加すること、被爆者とともに核兵器廃絶に向けて、日本がリーダーシップを発揮することを世界が求めています。核兵器禁止条約に日本の参加を求める署名にご協力をお願いします。(2024年11月6日)