【抗議談話】
イラン核施設に対する米国の攻撃を断固糾弾し、無法行為の即時中止を要求する
一、米国トランプ政権は6月21日、イランの三つの主要な核施設に対し、大規模な空爆を行った。この攻撃は、国際法と国連憲章を蹂躙する無法行為であり断固糾弾する。 イスラエルによるイラン核施設への無法な先制攻撃に続く今回の攻撃は、中東での軍事対軍事の緊張をエスカレートさせ、紛争の拡大を招く最悪の行為である。アメリカ政府に対して、これ以上の無法行為をただちに中止することを強く求める。
一、イランの核開発問題は、すでに長期にわたり国際原子力機関(IAEA)や関係各国、アメリカとの間でも協議が続けられていた。今回の攻撃は、それをトランプ政権は乱暴に破壊するものである。核施設への攻撃は、ジュネーブ条約をはじめとする国際法違反の行為であり、周辺住民や国境を越えた地域への核汚染を引き起こしかねない。核施設への野蛮な攻撃を即刻止めるよう強く求める。
一、日本政府は、戦争放棄の憲法9条と唯一の戦争被爆国の政府として、アメリカいいなりではなく、国際法と国連憲章を守らせるために積極的に行動すべきだ。
2025 年6月22日 原水爆禁止日本協議会 事務局長 安井正和