第11回 アメリカの戦略に未来はない
ブッシュの核先制使用は広島・長崎が出発点 ブッシュ大統領は昨年「戦争の年になる」と演説し、イラクに対する戦争の準備をすすめてきました。現在、大軍でイラクを包囲した状態が続いています。 イラク戦争を国家としての戦略に位置づ […]
ブッシュの核先制使用は広島・長崎が出発点 ブッシュ大統領は昨年「戦争の年になる」と演説し、イラクに対する戦争の準備をすすめてきました。現在、大軍でイラクを包囲した状態が続いています。 イラク戦争を国家としての戦略に位置づ […]
去る2月14日、国連の安全保障理事会で、15カ国中12カ国がイラクの大量破壊兵器問題の平和的解決をめざして査察の継続を主張し、イラクへの戦争の道を開こうとするアメリカとイギリスは孤立しました。アメリカが、国際法を無視し […]
イラク戦争への道 3月20日、ついにアメリカのブッシュ政権は、世界世論に反して、イラク戦争を始めました。この戦争は、平和的方法で大量破壊兵器の問題を解決する道を断ち切り、先制攻撃によって主権国家の政権を倒し、多数の非戦 […]
前回紹介した1944年9月に行われた米英首脳会談の覚書「ハイドパーク協定」は原爆を日本に投下することを記した最初の文書です。しかし、この年の前半までにルーズベルトとチャーチルは、ソ連に対する外交政策として原爆を利用する […]
軍事政策委員会 前回、1944年9月の米英首脳の会談の覚書「ハイドパーク協定」が日本に原爆投下をすることを記した最初の文書だと書きました。書いた後で、『原子科学者通信』の最新号(5月6月合併号)にタコマパーク・エネルギ […]
原爆使用を否定したジェフリーズ委員会 1944年の夏には、ドイツに対する戦争の決着が見え始め、それとともにドイツの原爆の可能性がないこともわかってきました。そのころ、アメリカでは原爆に関する2つの委員会が発足しました。 […]
原爆投下を決定した暫定委員会 20世紀の後半から今日まで続く「核兵器によって世界を支配する」アメリカの政策の具体的スタートを切ることになったのは、1845年の5月31日の暫定委員会でした。 それまで、5月9日、14日 […]
グルーの早期対日戦争終結提案 1945年5月8日ドイツが無条件降伏をすると、アメリカのトルーマン政権の中心課題はどのようにして対日戦争を終わらせるかに移りました。その年の2月に米英ソ首脳はヤルタで秘密協定を結び、その中 […]
広島・長崎への原爆投下は、核兵器の脅しによってソ連を従わせて、戦後世界をアメリカ主導で支配する出発点になりました。ソ連の崩壊の後には、「ならず者国家」とか、「テロ支援国家」というレッテルを貼って、軍事力によって世界を支 […]
原爆投下の人体実験はボーナス? 被爆50周年の1995年、原水爆禁止世界大会に先立って、広島で2つの重要な会議が開かれました。 その一つは、日本ではじめて、それも被爆地で開かれた「科学と世界の問題に関するパグウォッシ […]