非同盟運動
大国主導の軍事同盟に加わらず、世界平和と民族自決、公正な世界秩序の樹立をめざしてアジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国が中心になり、国連などを舞台に展開している国家レベルの運動です。1961年、ベオグラードで発足しました。参加国は2009年7月の時点で118カ国。国連加盟国の3分の2に達しています。アジアの23カ国中で参加していないのは韓国と日本だけです(中国はオブザーバー参加)。
構成国の1つであるマレーシアが中心となって国連総会に提案している、核兵器全面禁止条約交渉開始などをもとめる決議案は、2011年の第66回国連総会では130カ国の賛同を得ました。また、2011年5月の外相会議では、期限を切った核兵器廃絶をもとめる声明を採択しました。
近年の原水爆禁止世界大会には、非同盟運動から、エジプトやマレーシア、キューバ、ニカラグア、エクアドルなどの政府代表が参加しています。