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ビキニ水爆被災71年
2025年3・1ビキニデー
ことしの3・1ビキニデーは?
被爆80年、
2025年を核兵器のない世界、
非核平和の日本への転換の年に
被災71年2025年3・1ビキニデーは、「核のタブー」を世界に築き上げてきた日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝い、現在、世界が直面している危機を打開し、被爆80年を核兵器のない世界と非核平和の日本を実現する決意と行動に踏み出す場です。
同時に、核兵器禁止条約が発効し、核実験被災者への救援や環境汚染の回復が国際法上の問題となっているもとで、70年以上にわたってビキニ水爆などの被害を隠蔽し、健康調査も謝罪も補償もせず放置し続けている日米両政府の責任を明らかにし、すべての被害者の救済を求め、世界の核実験被害者との連帯を築きます。
2025年のポスター
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ポイント
チラシをダウンロード
2025年3•1ビキニデー
パンフレットの活用を
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人類が直面している今日の危機を打開し、被爆80年を核兵器のない世界と非核平和の日本の実現の転換点とするために全力をあげましょう。ことしの3・1ビキニデーは7月の参議院選挙、被爆80年の世界大会めざす全国行動に踏み出す場です。このパンフレットを活用し、「非核日本キャンペーン」を大いにすすめ、3・1ビキニデーに集まりましょう。
お申し込みは「お近くの原水協」または「日本原水協」まで
日本原水協はビキニ水爆被災の日である3月1日に毎年開かれる3・1ビキニデー集会を、犠牲者を偲び、被災者支援、核兵器廃絶の決意を新たにする広範な団体・個人の共同の行事として成功させるとともに、日本原水協全国集会を独自行事として開催しています。
2025年
3・1ビキニデー
日本原水協全国集会
日本原水協全国集会テーマ
被爆80年、
2025年を核兵器のない世界、
非核平和の日本への転換の年に
国際交流会議
テーマ
核兵器のない世界、被爆80年からNPT再検討会議へ
日時 2月27日(木) 14:00~16:30
会場 グランシップ静岡/会議ホール
海外代表 アメリカ、韓国
核兵器禁止条約第3回締約国会議での「核抑止力」論批判に応えて核保有国と核依存国でのたたかいの前進をめざします。
コーディネーター:
千坂純さん(日本平和委員会事務局長)
報告者:
- アメリカ:ジョゼフ・ガーソン
(平和・軍縮・共通安全保障キャンペーン共同議長) - 韓国:イ・ジュンキュ(韓神大学客員研究員)
- 日本:土田弥生(日本原水協事務局次長)
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(日本平和委員会事務局長)
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アメリカ
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韓国
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日本原水協事務局次長"
日本原水協
スペインとフランスからの報告・メッセージ
全体集会
日時 2月28日(金)13:00~15:00
場所 グランシップ中ホール (規模800人)
主催者あいさつ
日本原水協代表理事/全労連 秋山正臣議長
連帯挨拶
署名共同よびかけ人 和田静香さん
被爆80年・被爆者の訴え
基調報告
安井正和 日本原水協事務局長
政府代表メッセージ
海外代表の発言
核兵器禁止条約への日本の参加めざして―
「非核日本キャンペーン」を国民運動に!草の根の運動交流
スペインとフランスからの報告・メッセージ
分科会
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被災71年2025年
3・1ビキニデー集会
集会テーマ
◇ 被爆80年、核なき世界、核兵器禁止条約の促進、非核平和のアジア・太平洋を
◇ 大軍拡・日米軍事同盟強化反対、核兵器禁止条約に参加する日本を
◇ ビキニ水爆実験被災71年、すべての被害者の救済を
開催日程・主催者
◇日時 3月1日(土) 13:00~15:30
◇会場 焼津市民文化センター大ホール
◇主催 原水爆禁止世界大会実行委員会
被災71年2025年3・1ビキニデー静岡県実行委員会
プログラム
第1部
主催者挨拶
菊池仁(静岡県労働組合評議会議長)
来賓挨拶
中野弘道(焼津市長)
金本 弘(日本原水爆被害者団体協議会代表理事)
第2部
メッセージ紹介
主催者報告
世界大会実行委員会 高草木博運営委員会共同代表
合唱
『海に生きたあなたよ』『原爆を許すまじ』
特別企画
「核の被害の全容解明、補償と救済、核兵器の全面禁止を求めて」
コーディネーター:
野口邦和運営委員会共同代表
長崎からの報告:長崎・黒い雨被害者の被爆者認定を
ビキニ事件:マグロ漁船被害者の全面救済を求めて
マーシャルからの報告:
アバッカ・アンジャイン・マディソン
(マーシャル諸島共和国元上院議員・ロンゲラップ島民代表)
太平洋の被害の全容解明と補償を(まとめ発言をかねて)
野口邦和(コーディネーター)
海外代表との交流
核兵器禁止条約に参加する日本の実現を
・非核日本キャンペーン、日本の草の根からの発言
焼津アピール採択
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被災71年2025年3• 1ビキニデー集会参加のよびかけ
ビキニ水爆実験による被災からまもなく71年を迎えようとしています。
1954年3月1日未明、アメリカは中部太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で、広島型原爆の1000倍もの威力をもつ水爆実験を行いました。「死の灰」は世界中に降りそそぎ、マーシャル諸島島民や周辺海域で操業していた日本漁船の乗組員など多数の人々に甚大な被害をもたらしました。焼津を母港とするマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人全員が急性放射能症にかかり、その年の9月23日、無線長の久保山愛吉さんが「原水爆の被害者は私を最後に」と言い残して亡くなりました。
この事件を機に、国民的な原水爆禁止運動が湧き起こり、1955年8月に第1回原水爆禁止世界大会が開かれ、9月には原水爆禁止日本協議会が創立されました。その中で10年間も放置され、差別に苦しんできた広島・長崎の被爆者が声を上げ、翌1956年8月に被爆者の全国組織である日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が結成されました。「核兵器と人類は共存できない」、「核兵器なくせ」の被爆者の声は世界に広がり、核兵器使用の手を抑える「核タブー」を生み出し、2017年には核兵器禁止条約を実現しました。この日本被団協に2024年のノーベル平和賞が贈られたことを、私たちは心から歓迎します。
同時にこの受賞は、「核破局」の瀬戸際と言われる世界の現状への鋭い警告ともなっています。ロシアはウクライナ侵略で核兵器使用の威嚇を繰り返し、他の核保有国も核抑止力への依存を強めています。中東や東アジアでも核大国を巻き込んだ戦争や核の威嚇が続いています。 日本では、日本政府が米国の核脅迫体制=「拡大抑止」の強化を求め、それと一体に大軍拡を推し進め、周辺国との核対核、軍事対軍事の緊張をエスカレートさせています。
これに対し、世界中で政府レベルでも国民の運動でも、危機に立ち向かう様々な動きが生まれています。核兵器禁止条約への参加国は確実に広がり、3月の第3回締約国会議には「核抑止力」論を徹底的に批判する報告の提出が準備されようとしています。
3・1ビキニデー集会は、被爆者と共にこうした流れをさらに発展させ、被爆80年に核兵器のない世界と非核平和の日本を実現する大運動を飛躍をめざす歴史的な集会です。
核兵器禁止条約が発効し、核実験被災者への救援や環境汚染の回復が国際法上の問題となっているもとで、70年にわたってビキニをはじめ核被害を隠蔽し、健康調査も謝罪も補償もせず放置し続けている日米両政府の責任を明らかにし、すべての被害者の救済を求め、世界の核実験被害者との連帯を築きます。
日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准させるための広範な共同を築きます。憲法守れ、大軍拡反対の声をひろげます。8月の原水爆禁止2025年世界大会に向け、「非核日本キャンペーン」、平和行進など草の根の運動を交流します。
核兵器廃絶、非核平和の日本を求めるすべてのみなさん、希望ある未来を求める若い世代のみなさんに、被災71年2025年3・1ビキニデー集会への参加・賛同をよびかけます。
2025年1月
原水爆禁止世界大会実行委員会
被災71年2025年3・1ビキニデー静岡県実行委員会
3・1ビキニデーとは?
1954年3月1日未明、アメリカは太平洋ビキニ環礁において広島型原爆の約1000倍の威力をもつ水爆実験(ブラボー)をおこないました。この核実験によって、マーシャル諸島の人びとや多くの日本漁船などが被災しました。
焼津のマグロはえ縄漁船「第五福龍丸」は、アメリカ政府の指定した危険区域外で操業中であったにもかかわらず、“死の灰”を浴び、23人の乗組員全員が急性放射能症にかかり、無線長の久保山愛吉さん(当時40歳)は「原水爆の被害者はわたしを最後にしてほしい」と言い残してその年の9月に亡くなりました。
この3・1ビキニ事件は、日本国民に大きな衝撃をあたえ、広島・長崎をくりかえさせるなと、全国に原水爆禁止の声がまきおこりました。3千数百万の原水爆禁止署名が集められ、翌55年8月に第1回原水爆禁止世界大会が開催されました。原水爆禁止日本協議会(日本原水協)はその年の9月に結成されました。
いらい、日本の原水爆禁止運動は、核戦争阻止、核兵器廃絶、被爆者援護・連帯をいっかんしてかかげ、世界諸国民や非核国政府と連帯して、世論と運動をひろげてきました。2021年1月22日には核兵器禁止条約が発行。いまや核兵器廃絶は世界の大きな流れに発展しています。
3・1ビキニデー集会は、この久保山さんの遺志をひき継ぎ、原水爆禁止運動をになう全国の運動と静岡県の実行委員会が共催してきた伝統ある行事です。ビキニデー集会では、核兵器廃絶を求める署名の推進、被爆者とビキニ水爆実験被災者の連帯・交流を深めます。さらに8月の原水爆禁止世界大会にむけて内外での広範な共同を呼びかける場となるでしょう。