【プレスリリース
ドイツ・フィンランド被爆者遊説代表団派遣について                          

2025年5月12日/日本原水協

日本原水協は、5月19日(夜)~27日まで、ドイツ、フィンランドに被爆者遊説団を派遣します。これは、ドイツの国際平和ビューロー(IPB)、ドイツICAN、ドイツ反核医師の会(IPPNW)、フィンランドICANらの要請を受けておこなわれます。

現在、激動する世界の情勢の下で、特に、ヨーロッパ諸国は、トランプ政権の始動以来、安全保障秩序の根底が揺るがされパニックになっており、さらなる軍事化や核抑止力依存の傾向が強まっています。

この情勢からも、被爆の実相を語り、「核兵器と人類は共存できない」「核兵器で平和と安全は守れない」のメッセージを発信する被爆者の証言は、ますます重要になっています。とりわけ、ウクライナ戦争の行方が自国の安全保障に直結するドイツ、ロシアのウクライナ侵略を契機に長年の中立の立場を捨て、NATOに加盟したフィンランドでの活動は、重要な意味を持ちます。

現地では、集会や大規模な平和フェスタで市民に働きかけるだけでなく、政党や国会議員との話し合いも予定されています。両国の平和運動やNGOとも交流します。

団員:
佐久間 邦彦(広島県被団協理事長)
土田弥生 (日本原水協事務局次長)
小薬 岳    (日本原水協個人理事)

日程:
5月19日(月) 
19:50 羽田空港第3ターミナル Eカウンター前集合
21:50 出発 ヘルシンキ・ヴァンター空港乗り換え

20日(火) 
08:05 ベルリン・ブランデンブルク国際空港着
午前 IPB(国際平和ビュロー)事務所へ 休憩
午後 教会での集まり、ポツダムメモリアル集会など参加
チェックイン

21日(水)
リンケ・ドイツ左翼党、SPD(社会民主党)らと面会
ベルリン市訪問追求中、メディアインタビュー

22日(木)
平和団体との交流、インタビューなど
18:30-20:00ヒバクシャinベルリン:ノーベル賞受賞記念集会

23日(金)移動
08:50 ベルリン・ブランデンブルク国際空港発 
11:45 ヘルシンキ・ヴァンター空港着
午後 フェスティバルのリハーサルなど

24日(土)ー25日(日)
ワールド・ヴィレッジ・フェスティバルで証言
260団体を擁する開発NGO、FINGOが主催する多文化フェスティバル(毎年開催)
国会議員らとの面会、インタビュー、平和団体との交流
受け入れ団体:フィンランドICAN, イルッカ・タイパレ夫妻(元IPB)、その他平和団体

26日(月) 休息

27日(火)
18:30 ヘルシンキ・ヴァンター空港発

28日(水) 
13:50 羽田空港着        

問合せ
日本原水協 土田弥生
Tel: 03-5842-6034