祝 日本被団協 ノーベル平和賞受賞

被爆者の願いをつなぎ
核兵器禁止・廃絶へ

ノーベル平和賞授賞式


12 月10 日、ノルウェー・オスロでノーベル平和賞の日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)への授賞式がおこなわれます。式典では、日本被団協代表委員の田中煕巳さんがスピーチをします。
田中さんは受賞決定直後の記者会見で、今回の受賞は被爆者たちがしてきた訴え、核兵器廃絶の運動を、世界的なものにするための受賞だと思うと語りました。そして、核兵器禁止・廃絶は、「人
類の課題」であると、とりくみを呼びかけました。

核兵器禁止条約促進に背を向ける日本

ロシア、イスラエル、米国など、核保有国の平和への逆行が核軍縮の進展を妨げているなか、国連総会では核兵器禁止・廃絶へむけ、各国から決議の提案がなされています。日本は「核兵器のない世界に向けた共通のロードマップ構築のための取組」(L41)を提案しましたが、核兵器禁止・廃絶を実現する実効ある提案はありませんでした。核兵器禁止条約の促進を求める決議(L37)には、米国をはじめとする核保有国、NATO(北大西洋条約機構)諸国とともに日本も反対票を投じました。

核兵器禁止条約へ 日本こそ参加を

いま被爆者の核兵器廃絶への思いはさらに強まっています。核兵器禁止条約に唯一の戦争被爆国である日本が参加すること、被爆者とともに核兵器廃絶に向けて、日本がリーダーシップを発揮することを世界が求めています。核兵器禁止条約に日本の参加を求める署名にご協力をお願いします。(2024 年12 月6 日)