【反核平和運動・原水協の声明と決議】
4月13日 原水爆禁止日本協議会
厚生労働大臣 坂口 力 殿
3月31日、東京地裁が下した東数男氏の原爆症認定訴訟判決にたいして、昨日、あなたが控訴を申し立てたことに強く抗議します。 日本政府が不当な戦争によって招いた原爆投下による未曾有の被害から被爆者を救済すべきことは、本来、東京地裁の判断を待つまでもなく、日本政府が率先してあたるべきものです。 にもかかわらず日本政府・厚労省は、科学的にも道義的にも通用しない 「認定基準」にしがみつき、原爆症認定申請の大半を拒否しつづけています。 今回の控訴は、被爆者に冷淡な日本政府の姿勢をあらためて国民の前にさらすものであり、世界唯一の被爆国として核の被害を告発し核兵器廃絶をよびかけるべき日本の役割にも逆行するものです。 日本原水協は、今回の控訴に強く抗議し、その撤回を要求するものです。
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