アメリカが核兵器の人道的影響に関する第3回国際会議に参加表明 非人道性から廃絶を求める世論に押される

米国国務省は11月7日、オーストリアのウィーンで12月8、9日に開かれる「核兵器の人道的影響に関する第3回国際会議」に参加すると発表しました。これまでノルウェー、メキシコと2回開かれてきたこの国際会議に核保有国が参加するのは初めてです。

米国は、12月に開かれる核兵器の人道的影響に関するウィーン会議に参加する。議題を慎重に検討し、ホスト国であるオーストリアとの協議を経て、米国は、会議参加者との建設的対話には良い展望があるとの結論に達した。

米国は、核兵器使用の深刻な影響を十分理解しており、その使用を避けることを最優先課題としている。

米国は、核兵器のない世界の平和と安全の追求に尽力している。以前に言明したように、核不拡散条約(NPT)は、わが国の軍縮、不拡散、核エネルギー平和利用の努力の中心である。しかし、この会議は、軍縮交渉あるいは予備交渉協議にふさわしい場ではなく、米国はウィーンでその類の話し合いに参加するつもりはない。

われわれは、ウィーン会議で米国の見解を紹介するのを楽しみにしている。この行事は、核兵器が二度と使用されないような条件を作り出すために米国が行ってきた努力の大きな進展と、そのために充てた資源について明らかにする、有益な機会となるだろう。

(2014年11月7日、米国国務省新聞発表文の仮訳)

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