【北海道】
北海道原水協は、北朝鮮の核実験強行に対して、断固抗議する6・9宣伝行動を9日、札幌市内大通り公園で行いました。
宣伝行動の冒頭、北朝鮮の核実験表明に対して実験の中止とすみやかに6カ国協議に戻ることを要求する日本原水協談話(10月5日付)を紹介しました。すべての国の核兵器の製造・開発・貯蔵を認めるわけにはいかないとの立場を明らかにしました。
北朝鮮当局の発表で10時36分地下核実験を強行したとの報を受け、「北朝鮮に対して、ただちに全ての核実験の計画の中止を求めるとともに強く抗議します」「被爆国の日本政府に対して、冷静な対応と平和的解決に力を尽くすよう求めます」と中央区原水協の富堂保則さん、北海道原水協の岩渕尚さんが訴えました。
「本当にやったんですね。とんでもない」と足を止め署名するなど関心を寄せる人が多く、「すみやか」署名が57人から寄せられました。
北の詩人会議の日下新介さんは、「おかあちゃんの骨は口に入れると寂しい味がする」と詩を紹介し、「広島・長崎はきれいな町になっているが、その傷痕は今なお続いている。核兵器廃絶は世界の人が求めています」と核兵器廃絶への署名の協力を訴えました。
宣伝行動には、新婦人北海道本部、北海道平和委員会などから参加しました。(北海道原水協 しまだ)
【兵庫】
兵庫県原水協(筆頭代表理事・多上尚之)は9日正午、神戸市中央区の元町商店街で、同日朝に北朝鮮が核実験を強行したことに抗議する宣伝行動を行いました。
兵庫県原水協の梶本修史事務局長などはマイクで、「世界の中止を求める声に逆らい核実験を強行した北朝鮮に抗議する。北東アジアと世界の平和を妨げる暴挙は許せない」ときびしく糾弾しました。そして、北朝鮮に瀬戸際外交をやめるように要求するとともに、軍事的に対応することなく、6カ国協議や国連を中心に平和的な解決をはかるように訴えました。
参加した県平和委員会の高橋正明事務局長やAALA連帯委員会の上田恵事務局長など7人が、買い物客などに、「これまで集められた署名は100万に達し、私たちの代表が国連に提出した」と紹介しながら、「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名を呼びかけました。北海道から観光に来たという3人の青年は、「北朝鮮の核実験は許せない。どの国も核兵器を捨てるべきだ」と怒りながら署名に応じました。北朝鮮の核実験強行のニュースを聞いて、わざわざ立ち止まって、「なんとか中止させられなかったのですかね」と語りながら署名に応じた女性もいました。
兵庫県原水協は、北朝鮮の金正日国防委員長あてに抗議文を送付しました。この日の行動で、「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名が98人分集められました。