東広島市原水協は4月3日、広島大学の入学式会場で「核兵器禁止のアピール」の署名行動をしました。
会場の東広島運動公園に着くと、クラブや同好会に勧誘しようとする在校生が大勢待ち構えていました。私たちも早速署名版を取り出して新入生に呼びかけました。
なかなか思うように署名に応じてはもらえないことも多かったのですが、その中でも、孫の入学に付き添ってきた愛媛県松山市の男性は、「私はあの時松山からきのこ雲を見たんですよ」と話してくれました。また、長崎からきた親子連れが近寄ってきて「父親が被爆者です。がんばってください」と話し、新入生、両親、妹それぞれが署名してくれました。
ほとんどの新入生が会場に入った後、在校生たちにも呼びかけました。「どんな署名ですか、どこに出すんですか、チラシがあれば下さい」と熱心に話を聞いて署名してくれました。
若い人たちに「核兵器全面禁止」を訴えるのは難しいところもありますが、入学式での行動は親から子に、また祖父母の話を孫に伝えるきっかけとなることもあるのではと思いました。この日は6人参加で93筆集まりました。
(東広島市原水協事務局長・綿岡早苗)