北朝鮮核実験抗議声明

【日本原水協】
声明
北朝鮮の核実験強行に厳しく抗議する
2006年10月9日  原水爆禁止日本協議会
 本日、北朝鮮の国営朝鮮中央通信は、地下核実験を実施したと発表した。これは北東アジア全体の平和と安全を脅かし、新たな緊張を生み出す危険きわまりない行為であり、厳しく抗議する。
 北朝鮮がこれまでの国際的な公約をまもり、ただちに核兵器開発をやめ、その計画をすべて廃棄し、6カ国協議にもどるよう強く要求する。
 また、6カ国協議にかかわる他のすべての国が事態の平和的解決と朝鮮半島の非核化のために粘り強く努力すること、さらに核保有国をはじめ世界のすべての国が核兵器拡散の脅威をなくすために、核兵器全面禁止条約の締結にむけてすみやかな交渉開始を求める。
以上
【大阪原水協】
声明
原水爆禁止大阪府協議会 理事長 篠浦 一朗
 北朝鮮の国営中央通信は9日、地下核実験を実施したと発表した。私たちは、この実験に対して怒りを持って強く抗議する。
 この実験が事実とすれば、1992年の朝鮮半島非核化共同宣言、2002年の「日朝平壌宣言」、昨年の第4回6カ国協議共同声明など北朝鮮自身が合意してきた数多くの誓約を踏みにじるものである。
 同通信は、「科学的計画と綿密な計算で進められた」と成果を報じ、「放射能漏れはなかった」と伝えている。いかなる理由であれ、新たな核保有の政策は北東アジアに敵対と緊張を生み出すものとして受け入れることはできない。
 核兵器廃絶のために行動する私たちは、北朝鮮が国際的合意を守り、再び核実験を行わないこと、そうしてただちに6カ国協議に戻ることを強く要求する。
以上
【兵庫県原水協】
 貴国は10月10日朝、核実験を強行したことを発表した。核実験の中止を求める世界の声を踏みにじる暴挙に強く抗議する。今回の核実験強行は、朝鮮半島非核化共同宣言(1992年)、日朝平壌宣言(2002年)、第4回6カ国協議共同声明(2005年)で貴国自身が合意してきた誓約を踏みにじるものであり、あらたな核軍拡競争を誘発し、北東アジアと世界の平和を脅かすものである。
 今、開会中の国連総会でも、核兵器全面禁止条約の締結にむけた協議をすみやかに開始することをめざした努力がおこなわれている。貴国の核実験強行は、核兵器廃絶をめざす世界各国、世界の人びとの努力に重大な障害をつくることになり、断じて認めることはできない。
 核兵器廃絶のために行動するわれわれは、貴国が国際的な合意を守り、すべての核開発計画を放棄し、すみやかに6カ国協議に戻ることを強く要求する。同時に、開会中の国連総会で、核兵器全面禁止条約の締結に向けての交渉をすみやかに開始するよう働きかけを強める決意である。
以上
【神奈川県原水協】
北朝鮮の核実験強行に強く抗議する。
北朝鮮はいっさいの核実験計画と核兵器開発計画を即時中止せよ!
2006年10月9日 原水爆禁止神奈川県協議会
 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は9日午前、地下核実験を実施したと発表した。
 核兵器廃絶を目指す世界の国際世論と運動、国連と各国政府の「核実験をやめよ」との声に耳をかさず強行した暴挙であり、人道と世界平和に対する犯罪行為である。
 そしてそれは、日本と北朝鮮との間の「平壌宣言」(2002年)、6カ国協議の共同声明(2005年)、さらに韓国との間に結んだ「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」などを自ら破棄し、国際社会での信用を失う悪循環の道に足を踏み入れてしまった自殺行為である。北朝鮮の国民がこんな道を望んでいるはずがない。
 我々は核実験強行に強く抗議する。
 核実験と核兵器開発の道は問題解決につながらないだけでなく、地球と人類の破滅に道を開くしかないことは、ヒロシマ、ナガサキの被爆が如実に示していることであり、その後の核兵器開発による惨禍が教えていることである。
 だからいま、国連を中心に世界各国政府とNGOが力を合わせて核兵器廃絶国際条約の締結をめざして全力をあげているのである。
 しかるにこの国際世論と運動に逆行して核実験を行うなど断じて許せるものではない。
 いまからでも遅くはない。北朝鮮は一切の核実験計画と核開発計画を放棄し、6カ国協議による問題解決の道、国連による問題解決の道に立ちもどるよう強く要請する。
 そして我々は6カ国協議の国々をはじめ、世界各国政府が問題の平和的解決と朝鮮半島の非核化、北東アジアの非核化のためにいっそうの努力を強めるよう要請するものである。
 さらに今回の北朝鮮による核実験のように核兵器をめぐる悪循環を断ち切る道は核兵器廃絶条約の締結以外にない。すみやかにそのための交渉を開始するよう国連と各国政府に求めるものである。
以上
【徳島県原水協】
北朝鮮政府の地下核実験強行に強く抗議する
朝鮮民主主義人民共和国
国防委員長 金 正日 殿
 10月9日午前、北朝鮮の国営朝鮮中央通信が地下核実験の実施を発表し、各国が順次確認している。昨8日、原水爆禁止徳島県協議会(略称・徳島県原水協)の事務局団体である徳島県平和委員会が、「北朝鮮政府の核実験実施表明に強く抗議し中止を求める」文書を送付したところであるが、核実験の中止を求める世論と運動に背を向けた理不尽な態度に強い怒りを表明する。
 地下核実験は包括的核実験禁止条約に違反するとともに、北朝鮮政府が核計画を放棄するなどと誓約していた「朝鮮半島非核化共同宣言」・「日朝平壌宣言」・「第四回六カ国協議共同声明」にも違反している。全く道理のない暴挙に対し強く抗議する。北朝鮮政府の地下核実験は、北東アジア全体の平和と安全を脅かし実験被害をもたらす危険な行為であり、ただちに核兵器の開発や計画を廃棄し、六カ国協議にたちもどるよう求める。
 徳島県原水協は、核兵器廃絶国際条約の締結を求める日本原水協の国連要請団(1日~9日)に二名の代表が参加するなど、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国・イスラエル・インド・パキスタンに核兵器の放棄と、核兵器全面禁止条約の締結のための交渉開始を求め、核兵器のない平和で公正な世界の実現のための運動に参加しているところである。今後、核保有国とともに北朝鮮政府に対する批判の声を高め広げ、国連の日を中心に県下の各自治体に批判決議の採択を要請するなど、運動を強める考えである。
2006年10月9日
原水爆禁止徳島県協議会
代表理事 中内輝彦 服部敏彦 山本正美 吉田純子
日本国徳島県徳島市佐古七番町8-13
(電話088-652-5826事務局長 神野美昭)
以上
【岡山県原水協】
北朝鮮の地下核実験の強行に抗議する声明
 北朝鮮は北朝鮮外務省の「核実験予告」から6日後の10月9日、全世界に広がる深刻な懸念と実験を行わないよう強く求めた国連安保理事会の議長声明を無視し、遂に地下核実験を強行した。本年7月のミサイル発射実験に引きつづく国際的取り決めと国際ルール無視の暴挙に被爆国の国民として断固として抗議する。
 この暴挙は米国による敵視政策に対し、核兵器で対抗するという最も危険な戦争瀬戸際政策であり、北東アジアと世界の平和に重大な危機を呼び起こすものである。核兵器の廃絶を求める圧倒的多数の人びとの願いを踏みにじるものとして許すことができない。
 本来、核兵器の不保持は北朝鮮政府の国際公約であったはずである。それは韓国との「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」(1992年)、アメリカとの「米朝枠組み合意」(1994年)、日本との「日朝平壌宣言」(2002年)、北朝鮮の非核化に関する第4回6ヵ国協議の共同声明(2005年)などに明確に述べられている。
 一方で北朝鮮は、国際原子力機関(IAEA)の査察を拒否するなど、継続して核開発をすすめ、2003年に核不拡散条約(NPT)から脱退した。このような不誠実な態度が国際的な信用と正常な外交関係を失墜し、自らの孤立を招く結果になったことは明らかである。それを核武装と核脅迫によって解決しようとする手段は、人道上も国際法上も断じて容認できない愚行と言う他はない。
 われわれは、北朝鮮が国際的な合意を守り、即時無条件に6カ国協議に戻ること、核実験を中止し、今後、核兵器の開発につながる一切の措置を実施しないことを要求する。
 また、日本政府を含む6カ国協議の関係当事国が、問題の平和的解決のために努力するとともに、核兵器の存在こそがこのような事態を引き起こす最大の原因であることを想起し、核兵器廃絶の実効的協議にただちに入ることを強く求めるものである。
 2006年10月9日
原水爆禁止岡山県協議会
以上
【京都原水協】
 北朝鮮政府は9日、核実験を強行しました。これは、国連安保理決議など核実験の中止を求める世界の声を踏みにじる暴挙であり、断じて許せるものではありません。
 今回の核実験強行は、北朝鮮自身が合意してきた朝鮮半島非核化共同宣言(1992年)、日朝平壌宣言(2002年)、6カ国協議共同声明(2005年)を踏みにじるものであり、あらたな核軍拡競争を引き起こし、アジアと世界の平和を脅かすものです。
 いま開かれている国連総会でも、核兵器全面禁止条約の締結にむけた協議をすみやかに開始することをめざした努力が行われており、今回の核実験強行は核兵器廃絶を求める世界各国、世界の人びとの努力に重大な障害をつくることになります。
 私たちは、北朝鮮政府にたいして、核兵器および核兵器開発計画を放棄することとともに、すぐに無条件で6カ国協議に復帰することを強く求めるものです。
原水爆禁止京都協議会(京都市中京区壬生仙念町30-2 ラボール京都内 Tel:075-811-3203)
以上
【三重県原水協】
抗議文
朝鮮民主主義人民共和国
国防委員会委員長 金 正日 様
2006年10月10日
原水爆禁止三重県協議会
三重県津市乙部14-18
 貴国が、10月9日核実験を強行したことに怒りを込めて抗議するものである。
 今回の核実験強行は、1992年の朝鮮半島非核化共同宣言、2002年の「日朝平壌宣言」、2005年の第4回6カ国協議共同声明で、貴国自身が合意してきた誓約を踏みにじるものであり、北東アジアと世界平和を脅かすものである。
 貴国の核実験強行は、被爆国日本の原水爆禁止運動の一翼を担う組織として、断じて認めることはできない。
 貴国が、国際的な合意を守り、すべての核開発計画を放棄し、すみやかに6カ国協議にもどることを強く要求するものである。
以上
【山口県原水協】
 北朝鮮の核実験強行に厳しく抗議する
 昨日・10月9日、北朝鮮の国営朝鮮中央通信は、地下核実験を実施したと発表した。
 これは、北東アジア全体の平和と安全を脅かし、新たな緊張を生み出す危険極まりない暴挙であり、厳しく抗議する。
 北朝鮮がこれまでの国際的な公約をまもり、直ちに核兵器開発をやめ、その計画をすべて廃棄し、6カ国協議に戻るよう強く要求する。
 また6カ国協議にかかわる他のすべての国が、事態の平和的解決と朝鮮半島の非核化のために、ねばり強く努力することを要請する。
 さらに核保有国をはじめ世界のすべての国が、核兵器拡散の脅威をなくすために、核兵器全面禁止条約の締結にむけて、すみやかに交渉を再開するよう要求する。
 2006年10月10日
 北朝鮮の核実験強行に抗議する緊急座り込み行動
 原水爆禁止山口県協議会

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