日本宗教者平和協議会(日本宗平協)の荒川庸生理事長、平沢功副理事長、森修覚事務局長は12月16日、原発事故被災で避難から2年9ヶ月間、仮作業場でささやかな作業をしている楢葉町の希望の杜福祉会の障害者施設を訪問し、ちひろカレンダーを届けました。
また、楢葉町から避難している方々と懇談しました。「私は農家をしていました。毎日草むしりや、野菜の世話をしていました。今は何もすることもないので、体も心も荒んでいます。膝が痛く病院に行きますが、被災者という負い目を感じ、つらい毎日です」と語り、「正月10日間だけ帰っても良いと言うんですが、家はネズミの巣、糞で寝具から何まで用意し、掃除しなければとても帰れないし、小さい孫も呼べない」と正月を迎えるにも複雑な思いを訴えていました。
この行動には楢葉町の早川篤雄宝鏡寺住職夫妻に協力をいただきました。核兵器をなくす思いを伝え、避難されている方々の思いをかみしめてきました。
(日本宗平協事務局長・森修覚)