兵庫県原水協は9月6日夕刻、神戸市中央区の元町商店街で、核兵器廃絶と被爆者援護の署名・募金の協力を訴える「6・9行動」をおこないました。
県原水協の梶本修史事務局長や兵庫県平和委員会の大森幹雄事務局次長がマイクで、安倍内閣が、核兵器の非人道性を告発する共同声明や国連総会での核兵器禁止条約に関する決議に賛成をしない態度をとっていることをきびしく批判し、「被爆国の政府にあるまじき態度を変えさせるために核兵器全面禁止を求める署名を突きつけよう」と呼びかけました。また、「アメリカのオバマ大統領が計画するシリアへの武力攻撃を中止せよ。安倍内閣の軍事介入支持の態度をあらためよ」と訴えました。
この日の行動には、10月6日からの日本原水協国連要請代表団に兵庫県代表とし参加する前川蛍さん(22)など8人が、道行く人々に「核兵器全面禁止のアピール」署名を訴えました。前川さんが、「私が国連に届けます」と訴えると、「日本の声をしっかり伝えて」と激励しながら署名に応じる人が相次ぎました。
ベネズエラや中国など外国人観光客も次々に署名に応じ、国連本部に常設されている署名収容施設(署名ツインタワー)の写真を見て、「間違いなく国連に届いているなんてすごいことだ」と驚いていました。前川さんは、「一筆一筆の署名に込められている平和への思いの強さを実感しました。周りの人々にも署名を訴え、しっかり国連に届けます」と決意を語っていました。
兵庫県原水協は、代表団が出発する10月6日まで署名と代表派遣募金、アメリカの平和団体に手渡す被爆組写真贈呈募金を訴えています。
(兵庫県原水協事務局長・梶本修史)