【マラヤ・ファブロスさんの行進日誌】平和行進がゴール

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今日は平和行進が広島に到着しました。ヤッタ! 先月私は平和行進を断念しましたが、広島の原水爆禁止世界大会には参加しています。

今日は世界大会2日目で午前中は国際会議がおこなわれ、その後3つの分科会に分かれて議論がおこなわれました。

午前中は世界中のベテラン平和活動家による発言がありました。核兵器の廃絶を実現するためにどのように世論を広げていくかという事が議論されました。発言者は、アメリカフレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソン氏、イギリス核軍縮キャンペーンのジャクリン・バーク氏、フランス平和運動のオーレリー・ロワヨン氏、核兵器と原子力の宇宙利用に反対するグローバル・ネットワークのナラヤナ・ラオ氏、国際平和ビューローのトマス・マグヌスン氏、日本原水協の安井正和氏。

昨日同様、とても刺激的な多くの議論がおこなわれました。皆さんの発言にはとても感銘を受けましたが、特にトマス・マグヌスン氏の発言に感動しました。彼は平和運動には草の根の運動がどれほど重要かということについて発言しました。

今朝タカさんと安井さんが私に、私が翌日の分科会用に用意した発言内容がとても良いので今日も発言してほしいと言ってくれました。私は自分が平和行進に参加する中で重要だと思った7つのポイントのうち3つにしぼって発言することにしました。発言は最初のうちは上手くやれていたと思います。でも途中から行進中のたくさんの素晴らしい思い出が私の胸に迫って来て声は震えるし、泣かないようにするために何度か発言中にゆっくり息継ぎをしてしまいました。多くの人が見ている前で感傷的になってしまってすごく恥ずかしかったですが、後で何人かの人からとても良かったと言ってもらえてホッとしました。広島に来る数日前にも締め切りをとっくに過ぎた自分の発言内容をまとめようとしてとても苦労したのです。だっていざ書こうと思うといろんな感情がわき上がって来て涙がでてしまうのです。多分今回それを読んだ時にもまだ涙が残ってたんですね。たぶん村田さんも平和行進のことを振り返った時に私と同じ気持ちだったと思います。なんどか彼が引き継ぎ式やイベントで涙目になって瞳を赤くしているところを私は見ちゃいました。もちろん彼は何も言わなかったけれど。はは!

さて、愛ちゃんと文ちゃんと一緒に午前中の後半のプログラムは抜けて平和行進を迎えるために広島の平和公園に向かいました。実際には7月26日に平和行進はすでに広島に到着していて、昨夜も広島コープや地域の団体がたくさんの食事を用意して開いてくれた集まりで皆さんには会っていました。行進中の写真を見ながら皆で大笑いして楽しいパーティーでした。

最後に平和公園に到着したのが村田さんのグループでした。広島市内の様々な場所をスタートした4〜5のグループが村田さんたちの前に到着していました。全部で400人くらいの平和行進参加者が平和記念館の前に集まって閉会式をおこないました。とても感動的なセレモニーで午前中にも緩んだ私の涙腺はここでも壊れてしまいました。でも原水協が販売しているコットンマフラー「Wakaba」で汗を拭く振りをして涙を拭えたので良かったです!ハハハ!

私が行進中に出会えた皆さんとも再会できました。皆さんは自分たちの地域で歩いた上で、さらに広島での行進にも参加され、さらに長崎でおこなわれる大規模な平和集会まで私たちと一緒に参加してくださいます。皆さんにこうやってまた再会できたことが嬉しくて、あの汗だくになって強い日差しにじりじりと焼かれた日々が懐かしくなりました。皆さんおめでとうございます!オツカレサマデシタ!

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午後は違う会場で同時開催されている別の分科会に参加しました。私は午前中の全体会と同じテーマの分科会に参加しました。とても良い分科会でした。ジャクリン・バーク氏が運動方法を若い人から学ぶ重要性について話しました。この発言を受けて私を含む若い世代からの提案が続きました。ソーシャルメディアを使った運動の拡散やフラッシュモブなどの面白いことをやってみようという提案です。運動に参加する若い人たちの苦労も共有されたのが良かったと思います。今の若い人たちは以前にもまして平和運動への関心を高め、参加してきていると思います。運動面でのしんどさについても思い切って声を挙げ、幅広い参加者から知恵を借りることはとても良いと思います。私たちは福祉や教育に使われるべき国家予算が軍国主義のために吸い上げられているという許しがたい深刻な事態について議論しました。だけどこれからやること、できること、すべき多くのことを前に私はワクワクしています。2015年までみんな忙しくなりますね!

(日本語訳=三宅朋子)

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