長崎への原爆投下から68年になる8月9日、八戸原水爆禁止の会は中心街で「核兵器全面禁止のアピール」署名をおこないました。
八戸医療生協からの14人と新婦人八戸支部等の参加で、計19人が署名とチラシの配布をおこないました。弁士を務めた八戸原水爆禁止の会の内田弘志会長は、先日亡くなった山口仙二さんが国連で訴えた「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ヒバクシャ、ノーモア・ウォー」の言葉を紹介し、被爆者の願いをかなえるため、人類の未来のために核兵器を廃絶しましょうと呼びかけ、様々な世代の方が署名に協力しました。
※八戸医療生協は自主的に、毎年のヒロシマの日行動(8/6実施)または長崎の日行動(8/9実施)に医療生協の各施設からの参加に取り組んでいます。この日も八戸医療生協本部の呼びかけにこたえて、看護師さんや介護福祉士さん、ケア・マネージャーさんなどが多数参加しました。
広島・長崎への原爆投下から68年になる8月8日から10日まで、八戸原水爆禁止の会は、あの惨劇を二度と繰り返さないためにと被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が作成したヒロシマ・ナガサキ「原爆と人間」写真展を開催しました。
八戸ポータルミュージアムはっち3階のギャラリー3を借りて、被爆の実相を伝え、ノーモアヒロシマ・ノーモアナガサキ、ノーモアヒバクシャと世界に呼びかける被爆者の願いを市民に伝えることができました。
入場者は250人ほどで、熱心に写真を見、説明を読んで下さる方が多数いらっしゃいました。70歳前後の女性が小1の女の子に説明しながら見ている姿がとても印象的でした。夏休みだったためか子どもたち(小学生)がいつもより多かったのが特徴で、学校で、先生から紹介されたという児童もいました。子どもたちだけで来場し、説明をじっくりと読んで、感想を記入(会の活動をがんばって下さいとありました)、募金もした二人組、三人組には感謝です。地元紙の報道で開催を知り来場した50代の男性は、「人間の体全体が真っ黒くなっている写真は初めて見ました。あまりに悲惨な写真 でした。しかし、目をそらすべきでないと思います」と述べ、核兵器廃絶の思いを感想に記入しました。
3日間で多くの核兵器廃絶署名と1万円を超える被爆者援護募金が寄せられました。
また、8月11日には朝6時半から7時半まで、朝市で「核兵器全面禁止のアピール」署名を呼びかけ、184人の署名が集まりました。行動には11人が参加し、絶え間なく署名する人があり、初めて朝市署名にとりくんだ人は、署名用紙が足りなくなると心配したほどでした。
(八戸原水爆禁止の会・新岡武信)