【広島】アメリカの新型核実験に抗議、60人が抗議の座り込み

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今年5月15日に、アメリカが9回目の新型核実験をおこなっていたことに抗議して、広島県原水協と広島県被団協は8月22日正午過ぎから平和公園の平和都市記念碑前で抗議の座り込みをおこない、被団協や各団体から60人が参加しました。

県原水協の高橋信雄代表理事は、「世界は核兵器廃絶をめざす動きが主流になっており、それに水をさす核実験は許されないし、これに抗議もしない日本政府の態度も変えさせなければならない」と挨拶。県被団協の吉岡幸雄副理事長は、「4年前のプラハ演説以降、事態は全く進展しておらず、核実験など許されない」と厳しく批判。この5月に活動拠点を広島に移した日本平和委員会の佐藤光雄代表理事(元広島市職労委員長)は、「80年代以降の核兵器禁止運動の歴史に触れ、いま本流になっている『核兵器全面禁止』をめざしてともに運動を広げよう」と連帯挨拶しました。

また、全国的に大問題になっている松江市教委による漫画「はだしのゲン」の一部閉架について、全教広島の神部泰書記長が、「子どもに一番人気があり、原爆被害をわかりやすく描いてある本が『はだしのゲン』。表現のごく一部を取り上げて問題視するのはおかしい。今後も一部の人たちから圧力がかかることが十分考えられるが、逆にいま、『ゲン』を多くの人に読んでもらってその良さを広げるチャンスだ」と訴えました。

最後に、オバマ大統領への抗議と、安倍首相と岸田外務大臣へアメリカの核実験に抗議するよう求める決議文を採択し終了しました。

抗議・決議文はコチラ

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