2013年原水爆禁止国民平和大行進の広島―長崎コースが5日、通し行進者の横井霞さんを先頭に広島市中区の平和記念公園を出発しました。
出発集会には約100人が参加して原爆碑に黙とうを捧げました。広島県原水協の大森正信筆頭代表理事が「平和行進は国際政治を動かす重要な運動となっている。きたるべき参院選では、世界の核兵器廃絶の流れの立場をとる政党に投票するようお願いしたい」とあいさつ。広島県生協連の高田公喜専務理事が連帯を表明しました。
横井さんは「安倍首相の原発輸出発言には憤りを感じた。話すのは苦手だが、歩くことで核兵器も原発もいらないとアピールしていきたい」と決意表明しました。
行進は、途中JR新井口で昼食休憩をし、廿日市市役所までの18kmをのべ130人が歩きました。佐伯区役所であいさつした高東さんは「区役所の前の道は被爆者が逃げてきた道だ。被爆後、ブラブラ病になって苦しみながら生きてきた。この経験を福島の内部被曝の対策にいかしたい」と報告を行いました。
行進では、「核兵器のない世界」(いいね!)「核兵器、いつになったらなくすの?」(今でしょ!)と、今風のコールで参加者や沿道の人々を楽しませました。