国連と核保有国をはじめとするすべての国の政府にたいし、核兵器全面禁止・廃絶の国際協定の実現にむけ、すみやかに協議を開始することを日本政府に求める日本原水協中央行動が17、18日に行われました。
初日の17日は12:30から1時間、有楽町マリオン前で「すみやかな核兵器の廃絶」「北朝鮮核実験抗議」「原爆症認定集団訴訟勝利」を訴える街頭宣伝行動を行いました。
この行動には全国15都道府県と日本原水協に加盟する9中央団体から47人の参加があり、国連と日本政府に提出する「すみやかな核兵器の廃絶を」署名が205筆集まりました。
「北朝鮮問題は国際社会が一致した平和的・外交的解決をめざすべき」「これ以上核兵器を持ったり持とうとする国を増やさないためには核兵器を持っている国がなくすしかない」といった訴えに多くの人が足を止め、署名にサインしました。元プロボクシング日本ウエルター級チャンピオンの小林秀一さんもガウンを着てスピーチしました。
展示している原爆被害展示組写真を見た青年が、「どうやったら手に入るんですか」と聞いてきたり、原子力空母の危険性を知らせるリレートークを聴いていた人が「チラシをください」と言ってきたので話を聞くと「茨城のJCOで友達が被害に遭った」と話してくれるなどの反響がありました。
午後からは、衆議院議員会館で国連要請代表団の報告集会が開かれ、軍縮を議論する国連総会第一委員会で「すみやかな核兵器の廃絶」を求める署名を提出したこと、ニューイングランドやサンフランシスココースにわかれてアメリカの平和運動と交流したこと、北朝鮮核実験に対する国会の動きなどが報告されました。