福島県知事に要請
6月24日、午前10時に福島県庁に到着した被災地平和行進(中通りコース)は、福島県知事への要請行動を行いました。
県からは知事直轄政策調査課の宮村安治課長と同課の山内建史主任主査が応対。「核兵器全面禁止のアピール」署名への知事の賛同、行進ペナントへの記名、原爆写真展の開催や被爆体験を聞く会など、非核平和行政の推進について要請しました。
最初は、「知事も核兵器廃絶の気持ちはみなさんと一緒。しかし、いろいろな署名があるので」(宮村課長)との返事でしたが、安井正和日本原水協事務局長から、核兵器廃絶は党派を超えた課題であり、現職の首長が世界大会パンフで核兵器廃絶、原発ゼロを訴えていること、署名には潘基文国連事務総長も支持し、国内で280万筆が集まっていること、広島、長崎など8道県の知事も賛同し、埼玉県では知事の顔写真入りの署名用紙がつくられ、多くの県職員も署名していることを紹介。「わたり福祉会」の町田さんも被災地福島だからこそ、核兵器廃絶のために立ち上がってほしいという思いをこめて署名することをお願いしました。
こうした訴えに、宮村課長は、「私たちが署名していいですか」と、その場で山内主任主査と署名し、ペナントにも「福島県」と記名しました。こうした場面はこれまでになかったことです。この要請には、宮川絵美子、宮本しづえ両県議(日本共産党)が同席、県議からは参加者においしいアイスクリームの差し入れがありました。
被災地平和行進中通りコース3日目、行進は市内のわたり病院を出発。わたり病院の若い職員が先頭の横断幕を持ち、アナウンサーも担当。若い声で「いいでしょ!コール」「今でしょ!コール」「んだ、んだコール」をしながら明るく行進しました。
福島医療生協から今年も3人の代表を原水爆禁止世界大会に送ります。その中ですでに参加表明した理事の西坂稔さんです。3、40年前に広島の大会に参加。長崎は初めてです。沿道の応援に大きく手を振って応えて歩きました。