2013年原水爆禁止国民平和大行進・沖縄−長崎コースは6月16日、名護市辺野古海岸を出発しました。五十嵐成臣さんが通し行進者として歩いています。沖縄県原水協の佐事安夫事務局長のリポートを紹介します。
出発集会には150人が参加しました。梅雨明けでカンカン照りを心配しましたが、曇り空のすばらしい天気でした。
昼休みの到着前から雨が降りだし 昼食中は土砂降り。出発5分前にはピタリと止んでとても歩きやすい状態になりました。
到着地点で署名行動。募金が8千円余り集まりました。
明日は、金武町キャンプハンセン第2ゲート前から出発です。
平和行進実行委員会に名護市長からメッセージをいただきました。
市長メッセージ
この度は、核兵器廃絶国民平和行進の開催にあたり、貴実行委員会をはじめ、ご参集されました多くの平和を愛する皆様に、ご挨拶を申し上げます。
一昨年の東日本大震災以後、「核」を利用することに伴う「核」の危険性に対する国民の声は、ますます強く厳しいものとなっております。その中でも核を軍事目的として利用する核兵器は、あってはならないものであります。その思いから、本市では、一昨年、広島市と長崎市が主宰している平和市長会議へ加盟いたしました。平和市長会議は、2020 年までに核兵器の廃絶を目標とし、「2020 ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の展開や被爆の実相を伝える活動などに取り組んでおり、本市も核兵器の廃絶を目指し、北東アジア非核兵器地帯を求める国際署名へ賛同したところであります。
本日の核兵器廃絶国民平和行進も今年で56回目を迎えると伺っておりますが、今年の平和行進も、核兵器のない平和な世界への思いを胸に一歩一歩 歩、頑張っていただきたいと思います。
私は、普天間飛行場移設問題に関しまして、「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」との信念を貫く決意であり、平和行進が辺野古から出発することについて、意義深く感じております。
結びに、参加者の皆様におかれましては、体調には十分注意され、核兵器の廃絶を訴えて平和行進を無事終えられることを祈念するとともに、皆様方のご活躍とご健勝を祈念申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。
平成25年6月16日
名護市長 稲嶺 進