北海道原水協は6月12日、「矢臼別演習場での米海兵隊の移転訓練を直ちに中止させよ」と題する抗議・要請文を北海道防衛局に送付しました。
北海道原水協の嶋田千津子事務局長は「現地・矢臼別では朝・夕にストーブに火を入れながら泊まり込みで実弾射撃訓練の発射状況を監視し、情報を住民に流し、異常・違反は逐次抗議するという粘り強いたたかいを続けています。どうぞ抗議の声、怒りの声を集中してください」と語っています。
北海道防衛局 Fax.011‐272‐7562
北海道危機対策局 Fax.011‐232‐1273
抗議・要請文の全文は次の通りです。
- 北海道防衛局 局長 島川 正樹 様
- 2013年6月12日
- 原水爆禁止北海道協議会
- Tel.011‐747‐7557
- 矢臼別演習場で米海兵隊が発射した砲弾が演習場外に着弾したことが報道されました。たまたまけが人や植物等の被害がなかったのですが、だからと言って安堵すべきものではありません。
- 沖縄県道104号越え実弾射撃訓練の本土分散実施の一環として訓練が行われていますが、本来日本国内で分散実施するものではなく、沖縄にいらないものは、本土にもいりません。米海兵隊はアメリカ本国に帰って、訓練・演習を行うべきものです。日本国民が安心して日常の生活を送ることが出来ない、そのことが問題です。私たちは、平和に暮らす権利があります。国民の命と暮らしを守るのが日本国の責務です。
- 真相を究明し、公表させることは当然ですが、日本政府は主権国家としてただちに米海兵隊に対して訓練の中止と矢臼別からの撤退を強く求めるべきです。
- 以上、強く要請します。