平和行進十一日目:藤沢市役所から平塚市役所
今朝は藤沢市役所からスタートしました。お昼には茅ヶ崎市を抜け午後に平塚市中央図書館に到着しました。
ある茅ヶ崎市の被爆者の方が、戦争孤児が一番可愛そうな戦争の犠牲者だという話をしてくれました。彼は2歳の時に被爆したそうです。兄弟姉妹たちは叔父さんに引き取られたそうです。一緒に暮らせなかった事が不幸だったと語ってくれました。平和行進は彼にとってとても意味のある事だとも言われていました。彼は現在70歳で平和行進を歩くのはこれが7回目だそうです。
今日チカに再会できたのもとても嬉しかったです!彼女は再び私のために通訳をしてくれました。他にも若い人に今日は会いました。彼女の名前はアッコです。フルネームはわたなべあきこさんで、茅ヶ崎の民主的な若者のグループで熱心に活動しています。彼女の名前はすぐに覚えられました。なぜってフィリピンで有名な水泳選手にあきこトンプソンという選手がいるからです。彼女も私のために通訳をしてくれました。彼女は茅ヶ崎が地元なので街の事をたくさん教えてくれて大助かりでした。
また、アッコは茅ヶ崎が海岸とサーフィンで有名な街だという事も教えてくれました。歩いていていくつかのサーフィンショップを見かけたのも納得です。日本に再び来る機会があれば是非ビーチにも行ってみたいです。
アッコはまた近隣の地域に比べると平塚市は道も広く、地形も平坦だと言っていました。これは平塚が第二次世界大戦中に東京と同じように絨毯爆撃を受けたからだそうです。
最後に今日の行進はスペシャルゲストがいました。それは黄色い帽子に黄色いシャツを着た幼稚園児の子どもたちです。彼らのシャツの背中には9の数字が付けられていました。9の数字には自分たちで色を塗ったみたいでした。みんなすっごく可愛かった!
私は自分の鯉のぼりを小さい男の子に貸してあげました。それで彼らはもっと行進を楽しめたみたい。子どもたちも堂々と「いいね!」「今でしょ!」コールを叫びながら行進してくれました。その小さな男の子は最後にはこの鯉のぼりを欲しがりました。だって棒の中には飴が入っていて、食べたくなったのだと思います。
ところで鯉のぼりとは鯉の絵の書いてある飾りです。通常年に一度の男の子の節句の時期に飾られる物です。
平和の灯の横に立つアッコ、村田さん、恵子ちゃん、そして私です
彼らが今日の特別ゲストです!
コープでの休憩で私たちを出迎えてくださった皆さん
相模川の上の橋を渡る平和行進
「いいね!」と叫ぶ女性たち
(日本語訳=三宅朋子)