【和歌山】日本政府に決断と行動求める意見書 和歌山県串本町が全国初で送付

日本原水協が4月に提起した「日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書」に和歌山の3首長が賛同しています。

すぐに反応したのは本州最南端の町串本町。田嶋勝正町長名で4月22日に政府へ送った文書をいただきました。続いて5月7日に木瀬武治高野町長、15日に岩田勉すさみ町長が意見書に賛同しています。

串本町長意見書

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白井県原水協事務局長が首長・議長に積極的アプローチ

和歌山県原水協の白井春樹事務局長は同県の全30市町村が平和市長会議に加盟したということで、一つの節目として平和行進の先頭に立ち、世界大会学習パンフレットを首長と議長に渡して懇談しています。

「今年はやはり首長4人の文章が掲載されていることで、どこでもまずはその記事を見つけようとパンフに関心を示してくれ、いい反応です」と白井事務局長。

5月15日の午前中には、古座川町へ訪問。同町は第五福竜丸が誕生した町であり、2010年から町長自らすすんで「核兵器全面禁止のアピール」署名をしてくれています。白井さんは「今回は一度あいさつに伺おうということで、世界大会パンフを持ってアポなし訪問をしたら、町長はとても歓迎してくれ、第五福竜丸がつくられた話などしてくれた」と話します。

また、和歌山県が平和行進出発前日の5月7日に「原爆と人間」展パネルの購入を決めました。「被爆者の方から話をしてもらったことが大きかったのかもしれない」と白井さん。

8日の出発地となった全国で唯一の飛び地の村である北山村の奥田貢村長が若い職員に平和行進に参加するよう促し、その職員が最後まで行進を歩いてくれたこともこれまでになかった大きな変化だということです。

(日本原水協事務局・大越文)

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