国民平和大行進中央実行委員会と東京実行委員会は、江東区夢の島・第五福竜丸展示館前にて平和行進出発集会を開催し、900名が参加しました。
出発集会では、財団法人第五福竜丸平和協会理事長の川崎昭一郎さん、日本被団協事務局次長の中村雄子さん、日本山妙法寺の木津博充上人、日本青年団協議会常任理事の廣瀬純子さんが連帯あいさつをおこないました。通し行進者のマラヤ・ファブロスさん、村田澄男さん、五十嵐成臣さん、竹田昭彦さんが決意表明をおこないました。また、ウィーンで開かれているNPT再検討会議準備委員会へ、代表団の一員として派遣された岡﨑加奈子さん(自治労連中央執行委員・青年部書記長)が、276万余筆の「核兵器全面禁止のアピール」署名が準備委員会議長へ提出されたこと、欧州国連本部やジュネーブ大学で行った原爆展が成功を収め、署名が300筆以上集まったことが報告されました。
その後の行進には昨年を大きく上回る1200人が参加し、汗ばむ陽気の中を元気いっぱい行進。新しくつくられ、メーデーでも好評だった「いいね!」コール(下写真)や、「今でしょ!」コールが参加者を元気づけ、沿道からも注目を浴びていました。
マラヤさんに大きな注目
フィリピンから参加の東京―広島コースの通し行進者であるマラヤ・ファブロスさんは、決意表明の冒頭を日本語でおこない、早速参加者からの大きな注目を集めていました。行進の途中、行進の各隊列を訪れ、参加者と楽しく交流。一般メディアからのインタビューも受けていました。
マラヤさんの行進の様子は、ブログで全世界に向けて発信されます。URLはhttp://heiwakoshindesu.wordpress.com/ です。「海外にいて参加できない人にも平和行進の魅力や核兵器のない世界へのメッセージを伝えるのが私の役目です」と行進冒頭の交流タイムでマラヤさんは述べていました。
沿道の反応高く
昨年に引き続き、今回の行進では、若者を中心に約10名が、沿道のみなさんに「核兵器のない世界今でしょ!」チラシと「核兵器なくそう青年実行委員会Ring Link Zero!」が作成したうちわを配布しました。受け取りはとてもよく、受け取ったうちわを振って、行進を激励して下さる姿も見られました。
チラシとうちわを渡す際に「広島まで核兵器廃絶を訴えて歩きます」と声をかけると、「えーっ、そうなんですか。がんばってください」と対話がはずみました。
行進と同時並行して東陽町交差点と有楽町マリオン前でおこなわれた署名行動には、のべ18人が参加し、あわせて28筆の署名と1000円のカンパが寄せられました。