【山田星河のジュネーブ滞在記5日目②】
夕方からはジュネーブ大学にて被爆証言の講演がありました。ジュネーブ大学のマーティン主催です。
原爆パネル展に来てくれた学生たちも何人も会場に駆けつけてくれていました。そしてマーティンたちの宣伝のおかげで(学内のいたるところにチラシが貼ってありました!)たくさんの人が来てくれました。そして被爆者のかたの話にとても熱心に耳を傾けていました。
日本以外の学生が被爆者のかたのお話しを聞く機会なんて、とても貴重ですよね!
藤森さんと佐久間さんも伝えたい思いがとても強く、力強い講演でした。(´∀`)
福島の話が出たことで、「いま被爆者と福島とはどのような関係性をもっているのか」「原発について日本はどう考えているのか」といった質問が出ました。
個人的にそれがとても嬉しく思います。核兵器というものと原発の問題を密接に考えている人たちがどんどん増えていってほしい!NPTのなかでは核兵器の平和的利用というものを推進する方向であることが、原発推進につながってしまうのです…。
福島の原発事故でも、広島・長崎の被爆者とは違ってはいるが、被ばく者が生まれていることを、もっと知らせなければいけないです。
この講演会でもそうですが、国連でも、そのほかさまざまなシンポジウムにて、そして各国の要請訪問のときにも、核兵器廃絶において、被爆者のかたがたが他に替えようのない大きな存在であること!
恥ずかしい限りですが、海外でのこのような被爆者のかたの交流を見て、あらためて理解しました。
私たちは、被爆者のかたの声をもっとたくさんのかたに知ってもらうため、それを支える、発信する。それこそが今の核兵器廃絶へのプロセスのひとつ“非人道性”という見地において、自分が思っているよりも重要な力を持っているんだ!
講演会のあとの交流会で、パネル展に来てくれた学生との交流もあり、日本から持ってきた焼酎なども、話の肴として活躍!?
そういえば、フランス在住の日本のかたも来てくれました。(ジュネーブからフランスまで10キロくらいみたいです!さすがヨーロッパ!)
なんと携帯を盗まれたというショックななか来てくれたのですが、たまたま前日チラシを見かけて被爆者のかたの話を聞きたいと思い駆けつけてくれました!嬉しいですなあ♪
日本は核兵器廃絶を世界に発信できる、とても重要な声をあげることのできる国なんだよね!(^O^)