国際色豊かなジュネーブ大学で原爆展と被爆証言を聞く会をひらく

スイス・ジュネーブで開催されている2015年核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた第2回準備委員会に要請活動をすすめている原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は、4月24日から26日までジュネーブ大学で原爆展「核兵器のない世界へ ヒロシマ・ナガサキはよびかける」を開催しています。

地元のNGOの協力で大学内のカフェテリアの前に並べることができた原爆展を、昼食後に立ち寄る多くの学生、留学生や教職員が真剣なまなざしで見ていきました。

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▲被爆写真を携帯カメラに収める人も

「核兵器が使われたらどうなるのか。その事実を展示するのはとてもいいことです」と感想を述べる女子学生や、「原爆を投下したアメリカでも、このような展示会をやるべきだ」と訴える学生など多くの感想が寄せられていました。

この原爆展と同時に「核兵器全面禁止のアピール」署名がとりくまれました。多くの学生が「ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ」は知っていても、「ヒバクシャ」は知らないと答えていました。代表団の一員として参加した被爆者の佐久間邦彦広島県被団協副理事長は、自らの体験を語りながら署名をすすめ、学生たちが次々に署名に応じていました。

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▲佐久間さんのよびかけに署名する学生たち

25日夜には同大学で、Bang(核兵器禁止世代)など青年学生らの反核平和団体が主催した企画の中で、藤森俊希日本被団協事務局次長と佐久間さんが被爆証言をおこないました。

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▲青年学生らの反核平和団体主催の企画

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▲被爆証言する藤森さん

90人の学生や院生が参加。「とても胸を打たれた」「若い世代に被爆者の体験を語り継いでいくのは大事だ」などの感想が相次ぎました。

この日の企画の宣伝もかねておこなった署名行動では、25日だけで172筆の署名が集まりました。

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