WPF日本原水協代表団ニュース【2006年6月24日 NO.2】

数千人がピースウォーク。市民から声援!
6月24日(土)、晴天のバンクーバーのダウンタウンに、「NO WAR!」「NO NUCLEAR WEAPONS!」のピースコールや、「アメイジンググレイス」「We Shall Overcome」の歌声が響き渡りました。世界平和フォーラム参加者が市内をピースウォーク。サンセットビーチまで約6kmを楽しく元気に歩きました。ドライバーや沿道の市民から大きな声援が寄せられました。
WPF参加登録100カ国4000人。5日間で350のイベント:公式発表
被爆者の大野禮子さんの証言にスタンディングオベージョン!
6月24日午前、オーフュームシアターで「平和メッセンジャー都市国際協会・平和市長会議」の開会総会が開かれました。総会の討論テーマは、「核兵器廃絶、軍事優先主義の社会的影響と環境への影響」で、バンクーバー市長の歓迎挨拶の後、最初に被爆者の大野禮子さんが被爆証言。大野さんは、10歳で体験した長崎原爆の地獄絵と、看病もできず亡くなった兄と58歳で亡くなった母の姿、そして自らの造血機能障害での苦しみを語り、「原爆の被害は、あの日だけでなく被爆から61年経った今もなお被爆者を苦しませ続けています。核兵器は人類の殺りくだけを目的にした兵器です。このような兵器の存在は決して許してはなりません」と訴えました。この訴えに参加者全員がスタンディングオベージョン(立ち上がって拍手喝さい)で応え、しばらく拍手が鳴り止みませんでした。
続いてパネル討論で発言に立ったジェニファー・ホスターマンさんは、アメリカ有数の核兵器研究施設であるローレンス・リバモア研究所をかかえる米カリフォルニア州プレザントン市の現役市長。市長は、米ブッシュ政権の核先制使用政策を厳しく批判。「核兵器を振りかざしている人たちは、それを利用して石油の発掘権を独占しようとしています。アメリカは核兵器の脅威を振りかざして他の国に圧力をかけています。核兵器開発にかけるお金を、病気をなくすため、こどもの教育などに使うべきです。世界中の核兵器使用に反対していかなければなりません。持続可能な社会を築かなければなりません」と、平和の問題は自治体の任務であることを強調して大きな拍手を受けました。
6月25日の行動予定
9:00~ UBCマーケットプレイスで原爆展
13:00~ 分科会F 広島・長崎の悲劇
16:00~ 世界青年のつどい

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