愛知県原水協は12月22日、恒例の愛知県原水爆被災者の会(愛友会)との年末懇親会を行いました。
オープニングはオカリナ演奏「クリスマスソング」に始まり、童謡や“青い空は”“折り鶴”をみんなで歌い、ほのぼのとした雰囲気に。
沢田県原水協理事長、丹羽愛友会会長挨拶に続き、「被爆体験聞き撮りプロジェクト」(愛称「ききプロ」)作成のDVD鑑賞。座った人には水野愛友会事務局長らからお抹茶がふるまわれ、ホッとしました。その後会食をしながら一人ひとりが被爆体験や被爆者への思いを語りました。
「9人の家族のうち6人が亡くなり、まだ2人は行方不明です」と感極まって言葉が出てこなくなったり「孫から“私は被爆3世になるの”と言われ、私のせいでと申し訳なく、核兵器をなくすためにがんばらなければと思っている」と話す被爆者。
「これまで被爆者のことを頭だけで分かっていた。地域にもこのとりくみを広げたい」「被爆体験は被爆時の話だけではなく、被爆後の生活を含めて受けとめ、伝えていく事が大切だと思っている」「被爆者のみなさんのたたかいが核戦争を阻止してきた。引き続き運動をすすめたい」・・・。
最後に、県原水協に集まっていた毛糸で、9月に編み物教室をして(男性1人を含む8人参加)口コミで広がった29人が心を込めて一針一針編んで68本も集まった手編みマフラーをプレゼント。1人2本ずつ(パートナーや兄弟へのお土産分も)を選びました。「これかわいい!」「これ似合うかしら?」と思い思いのマフラーを首に巻いて「あったか~い」と言いながら記念写真。お互いの理解を深め、これからも力を合わせようとの思いを強くし、身体も心も暖まる交流ができました。