WPF日本原水協代表団ニュース【2006年6月28日 NO.6】

WPFの成果を8月の世界大会、10月国連へ!
共同代表からのメッセージ
日本原水協WPF代表団のみなさん、23日から開催されてきた世界平和フォーラムも、本日(28日)で閉会式を迎えます。明日朝にはAコースの参加者が帰国します。代表団全員が集まる機会がもてない中、共同代表の4人の方からの団員のみなさんへのメッセージを紹介します。
国分 稔(全商連会長)
世界平和フォーラム参加の皆さん、お疲れ様でした。
気候も、食事も、言葉も、通貨も全く違うバンクーバーの街で、宣伝、署名、各分科会にと積極的な行動は、日本の侵略戦争の実態、広島、長崎の被爆の惨状、日米安保条約に基づく日本政府のアメリカの軍事戦略に追従している現状を訴え、反核・平和の国際世論を一層喚起し発展させる行動であったと確信しています。
憲法9条が言葉だけでなく、真に「世界の宝」であることも新たな発見でした。
改憲手続き法案、新教育基本法案、共謀罪、在日米軍基地再編強化、日米軍事共同戦略問題とともに、8月原水爆禁止世界大会、秋の国連に向け運動の成功のために、是非、原水協の活動と今回の教訓を地域、職場で日常的対話に生かすことができればと思います。
西川征矢(全労連副議長)
参加者の中には、戸惑いを持たれた方もあったかもしれません。しかし、さまざまな傾向や組織の性格の違いをこえ、100カ国から5000人もの人々が集まり、世界の平和について考え、話し合ったことは今後の世界の運動に大きな影響を与えます。
とりわけ核兵器廃絶とともに「九条」についてのフォーラムは、「九条」を護る闘いを一挙に国際的スケールに押し広げました。このことに確信を持ち8月世界大会の成功とともに秋に向け、国民過半数の対話・署名を力強く押し進めましょう。
谷口稜曄(長崎被爆者)
世界平和フォーラムに参加された皆さん、バンクーバーでの連日の行動お疲れ様でした。
被爆国日本の代表として、多くの外国の人達との交流はもとより、ここバンクーバーの人達との交流も深まったことと思います。此処に結集された皆さんは「核兵器廃絶・憲法九条を守る」平和メッセンジャーとして、次の行動、とりわけ8月の世界大会の成功に向けて行動を進展させてください。
小松久子(新日本婦人の会副会長)
スカイブルーの空の下、「いつでもどこでも署名」を合言葉に、あらゆる機会を活用して「すみやか」署名を旺盛にとりくみ、WPFの第1の目的をやりとげた代表団のみなさんに心から敬意を表します。
この6日間、世界の反戦・平和の流れと連帯し、核兵器廃絶!憲法9条守ろう!米軍基地反対!等の熱い語り合いは、これからの活動の大きな力になりました。短時間の海外女性との感動の交流もでき、世界大会での再会をよびかけました。2006年世界大会成功へ、秋の国連総会へ500万署名達成めざし、草の根からのとりくみを大きくひろげていきましょう。お疲れ様でした。
「9条守れ」で心一つに
バンクーバー9条の会と交流

27日夜、バンクーバー9条の会の主催で、WPFに日本から参加した各団体が招待され、チャイナタウンの海鮮酒家で、バンクーバー在住の日本人の方々との交流会が行われました。原水協代表団からは約130名が参加しました。
バンクーバー在住で、昨年亡くなった広島の被爆者、絹子ラスキーさんは、生前、学校で被爆の実相を語り、折鶴を子供たちに教え、ノーモア・被爆者の声を広めました。絹子さんの生前の写真が、世界平和フォーラムのポスターに登場しているように、その平和への貢献は、フォーラムのシンボルになっています。光栄なことに、絹子さんのブロンズ像は、ご家族と製作者の手で、日本被団協と日本原水協の代表に贈呈されました。
会場は、原水禁、ピースボート、法律家、学者たちも一堂に会し、バンクーバー在住の日本人や9条の会のみなさんと、活動の交流に盛り上がり、今後も協力して日本と世界の平和を守る活動をおこなうことを誓い合いました。うたごえの「ねがい」の合唱など、原水協代表団も大いに盛り上げた交流会でした。

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