アメリカ政府が9月18日、通算5度目となる新たな形による核実験を強行したことが分かりました。
これにあたり、日本原水協は19日、以下の抗議文を米国政府に送付しました。
新たな形の核実験の強行に抗議し、
核兵器のない世界のための誠実な努力を要求する
2012年9月19日
原水爆禁止日本協議会
アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマ殿
9月18日、米・エネルギー省はことし4月から6月のあいだに通算で5度目となる新たな形での核実験をおこなったことを明らかにしました。
たとえ爆発を伴わないものであれ、それが今後とも核兵器を維持、配備し、必要な場合には使用することをも前提としていることは明らかです。それは世界諸国民の願いにも、「核兵器のない世界の平和と安全を達成する」との、貴国政府も賛成した2010年核不拡散条約再検討会議の合意にも反するものです。
核兵器のない世界の実現は、核兵器を禁止してこそ可能になります。いまや世界の圧倒的多数の国々が核兵器禁止条約の交渉の開始を求めています。貴国政府がいっさいの核実験、核開発計画を放棄し、核兵器全面禁止条約の実現のためにただちに努力を始めるよう、強く要求するものです。
なお、抗議先は、駐日アメリカ大使館政治部です。
FAX番号は、03-3224-5290です。みなさんからも、抗議を集中していただけると幸いです。よろしくお願いいたします。