8月24日、青森県八戸市の三八教育会館で、原水爆禁止2012年世界大会報告会が行われました。
三八地区から参加した八戸医療生協や教職員組合からの代表4人がそろって報告。医療生協から参加した佐々木美音緒さんは、碑めぐりと平和記念資料館の展示について、スライドで丁寧に説明しました。強い熱線が皮膚がめくれてしまう痛ましい姿を生じたことや被爆ユーカリの生命力、たくさんの薬や医療材料を届け、治療活動にも当たったスイスのジュノー博士のことなどについて語り、さらに分科会や民医連交流会についても報告しました。
義務制の学校に勤めている工藤美子さんは、分科会で見た映画「黒い雨」やドイツ国営テレビ制作の「福島の嘘」の映像で放射能被害の恐ろしさをあらためて感じたことを語りました。
同じく千葉久美子さんは、高校の時に修学旅行で来て以来三度目の広島になる。今回は記念館や碑などもじっくり見ることができた。大会で報告した高校生の取り組みがすばらしいと感じたと報告しました。
特別支援学校に勤めている武田郁子さんは、8月6日の広島にいたことが自分にとっては一番大きなことだったと語りました。教職員の集いのこと、原発問題のこと、エネルギーがテーマのご自分の授業でどう教えていくかについても触れました。
30人近い参加者となった報告会は、いっそうの署名推進など会の活動を強めることを確認して散会となりました。
(八戸原水爆禁止の会・新岡武信)