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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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東京⇛広島コース・山口逸郎さんの行進にっき 7/31~8/4

7月31日(火)東広島市を行進。

東広島市役所前出発集会の司会者は元民放労連中国放送の方。市役所を出発して各名酒の酒造所が並ぶ街を行進する。酒飲みの方には申し訳ない無情の道だ。再び市役所に戻り、車移動で上黒瀬から再び行進する。今日の昼食はJMIU労組の冷やし中華そば。久しぶりに冷麺に舌鼓を打ち美味しくいただく。この日でJMIU労組の昼食は終わりとのこと。特製カレーライスが食べられないのが残念だ。

交通量の激しい国道を歩き、呉市実行委員会に引き継ぐ。

ホテルで汗を流した後、呉海上自衛隊の港に案内してもらう。戦前の軍港。呉造船所の役割などの説明を聞く。戦艦大和の話も。また、現在の海上自衛隊の役割の解説も。

 

8月1日(水)呉市を行進。

今日から8月、あと4日の行進だ。仁方駅前を出発して行進が始まる。約2000枚の折り鶴ビラ(「2012年折り鶴の願い」と書かれた下に、1羽の折り鶴が貼られてあるビラ)と募金封筒を事前に行進予定の街の家々に配布してあるため、行進する先々の家から出て来て募金を入れた封筒を渡してくださる方が多く、感激の握手。広高校門前で被爆者の話を聞く。今日も暑い中での行進だったが、台風の影響で時々心地よい風が吹き暑さを忘れる。また、小学校校庭でのスイカの接待などあり、汗の出も少なくてすんだ。

夜は呉市実行委員会との会食交流会を森田食堂で行う。毎年行われている恒例の場所とか。食べ物はいろいろあり、好きなものを取り出して食べる。生ビール他、各地の日本酒も試飲した。最後のソーメン、中華そばを少しずつ食べる。美味しかった。

『歩く』DVDを4本普及(合計140本となる)。

 

8月2日(木)呉市を行進。

午前9時に呉市長(秘書課)、議長(議会事務局)いずれも不在、へ表敬訪問する。出発集会後、市内を行進。商店街はシャッター通り。いずこも同じだ。それでも店を開いている商店や、家々から募金封筒を持って出てきて渡してくれる。有難い。市街を通り過ぎると江田島を左手に見ながら進む。昼食はJMIU労組の日本そばをいただく。そして呉ポートピア休憩地では、かき氷の接待。昨日注文していたラムネは用意されていたが、イチゴ等のシロップはあれど無色のシロップがない。仕方なくイチゴ氷にラムネを入れて食べる。2杯のかき氷を食べた後、小倉ミルク氷を1杯食べ、都合3杯のかき氷をいただいた。

坂町小浦にて安芸原水協へ引き継ぎ後、JR呉線の線路脇に原爆被災者の碑が建てられてある。被爆された方が広島市から逃げてきたが、ここで死んでいった人を火葬して埋めた所に建ててある。

『歩く』DVDを2本普及(合計142本)。

 

8月3日(金)坂町、海田町、広島市安芸区、府中町を行進。

今日で90日目の行進。坂町役場を出発し、坂町原爆慰霊碑に黙とうをささげ行進は海田町へと進む。海田町役場では町長のあいさつがあり、“海田の水”のペットボトルを各自に渡される。さらに、広島市安芸区を行進し、安芸区役所で区長のあいさつ後、昼食を取る。

午後は府中町へと向かい、最終地の府中町原爆慰霊碑前に着き黙とう。その後、広島市実行委員会に引き継ぎ集会。今日の行進は終了。

さあ、明日が最後の行進だ。

 

8月4日(土)府中町、広島市行進後、広島大会。

今年最後の平和行進の日だ。渡邉さん、竹田さんは宇品~平和公園コース。最後の行進だというのに渡邉さんと別れての行進、一緒に歩けなくて残念だ。

有原さんが撮影に来る。5月6日江東区夢の島第五福竜丸展示館前を出発した平和行進団を撮影しているので、最後の広島平和公園に、向かう行進団を撮影するためにだ。

ホテルを出ると有原さんが私を撮影している。久しぶりの再会だ。車で出発地の府中町原爆慰霊碑前に行く。慰霊碑に黙とう後、出発集会、私も最後のあいさつをする。

いよいよ最後の行進が始まる。広島市内に入り、八丁堀の目抜き通り、アーケードの商店街を歩き、平和大通りの行進。涙が出る。平和大橋を渡ると平和公園にはすでに宣伝カーが中にあり、先に着いている他コースの行進団が出迎えてくれる。私が「暑い日の中、80歳の私も完歩しました」と叫ぶ。渡邉さん、竹田さん、五十嵐さん、米山さんと次々に握手する。各地で平和行進に参加した顔見知りの方々がおり、再会の握手。抱き合って喜びあう。

宣伝カーの上から平和行進報告集会が始まり、赤松日本原水協代表理事があいさつの中で80歳の私をたたえてくれる。大変嬉しい。あいさつを終えて車から降りた赤松さんとかたい握手をし、抱き合ってお礼を言う。日本山妙法寺の木津さんも私をたたえてくれ、宣伝カーの上で握手する。私たち行進団のそれぞれの発言は広島大会会場ではそれぞれ1人1分以内なので、宣伝カーでは思いっきり発言していいと言われていたが、車に上ると司会者から時間の関係で短くとのこと。話が違うと思いながら、私は「平和行進に参加されたすべての皆さんのおかげと、特に一緒に歩いた渡邉さん、竹田さん、そして五十嵐さん、米山さんの平和行進ニュースを読んで励まされて完歩できました。ありがとうございました。そして、横須賀の山崎さん、約束通り『黄金の足』になりました。最高裁で勝利するために頑張って下さい。私たちも応援します」と長いあいさつをする。皆さんからの拍手に応えて大きく手を振る。皆さんのおかげで東京~広島コースを完歩できました。皆さん本当にありがとうございました。お世話になりました。お礼申し上げます。

心ある人は80歳になっても挑戦してみて下さい。

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