日本原水協が11月28、29両日都内で開いたNPT代表派遣、1200万署名推進全国交流集会での沖縄県原水協・棚原和子さんの発言と感想・決意を紹介します。
ことしの原水爆禁止世界大会へ沖縄県原水協は、長崎大会へ18人の代表を送ることができました。昨年との違いは、高校生の参加があったことと、20代の若者が多かったことです。大会に初めて参加した人が約半数で、皆大きな感動と驚きを感じたようでした。
これまで6・9行動は、9日のみの行動でしたが、9月からは目標の13万筆をめざし、6日、9日の2回署名をおこなうことになりました。
署名場所は、那覇市の中心街にあるデパート前広場で、夏は夕方5時半から6時半、冬は4時半から5時半の間におこなっています。参加人数は以前は5~6人程度でしたが、ことしに入ってから徐々に増えて10数人の場合もあり、とくに若い人の参加が多いときは活気も出てきます。
11月現在で署名は1万700筆を越えました。6・9行動以外には、民医連や医療生協などによる全職員、組合員へのよびかけで署名は大きく進みつつあります。新日本婦人の会は高校の校門前で署名をおこない、高校生たちの反応の良さに驚き、これからも高校作戦を続ける計画を立てています。
県原水協参加団体は、各団体それぞれに努力していますが、目標にはまだまだですし、NPTへの派遣者も決定しているのは5人ですので、この方にも力を入れていかねばなりません。
1人で1000筆以上も集めた人もいることや、ピースチャレンジャーを100組も組織したこと、また自治体の長や議会へのはたらきかけ、町内会、神社、お寺へのよびかけなど、あらゆるつながりを活用しての署名活動には学ぶことがたくさんありました。学校訪問によって学校長を動かして署名を集めたことなど、沖縄の私たちも検討して実現できそうです。
沖縄県が他府県より有利な点は、全市町村で非核都市宣言がなされているということです。ここに依拠して運動を進めれば良い結果が得られるのでは、と思います。
11月19日には署名推進委員会も発足しました。全国に学びながら進めていこうと思います。