【北海道】平和なのは9条あるから

北海道原水協は6日、札幌市中央区の大通公園で6・9行動を行いました。「核兵器全面禁止を求める署名にご協力ください」と書いた横断幕を掲げ、被爆者や地域原水協の代表がビラを配布しました。

道原水協の岩淵尚事務局長は「8月に長崎で開かれた原水爆禁止世界大会は、オバマ米大統領のプラハ演説をきっかけに世界が核兵器廃絶に大きく動き出していることを確認しました」と報告。「2010年のニューヨークでのNPT(核不拡散条約)再検討会議に一人でも多くの署名を集めて核兵器廃絶の道筋をつけましょう」と呼びかけました。

道原爆症認定訴訟弁護団の肘井博行弁護士は、ノーベル平和賞受賞者17人が核兵器のない世界の実現を訴えるアピールを出し、「人類が3度目の核兵器の悪夢を避けることができたのは、被爆者の決意とそれを支持する粘り強い運動があったからだ」と述べていると紹介。「国が被爆64周年の日に、原爆行政の誤りを認めたのは、長年の被爆者の強い願いとそのたたかいへの支援があったからです。署名に協力してください」と訴えました。

「友人といつも平和の問題で議論を交わしています」といって署名をしたのは、北見市の男子大学生。「日本の平和が保たれているのは、憲法9条があるからだと思います。民主党政権が憲法を守る立場に立てるかどうか不安なので、こういう署名は大事だと思います」と話していました。

タイトルとURLをコピーしました