兵庫県原水協は成人の日の9日正午、神戸市中央区の元町商店街で、核兵器廃絶を訴える「6・9行動」を行いました。
兵庫県平和委員会の大森幹雄事務局次長や日本共産党の井村弘子さんなどがマイクで、成人式を迎えた青年たちに祝辞を述べながら、「青年たちが安心して暮らせる核兵器ゼロ・原発ゼロの世界を共につくろう」と訴え、「核兵器全面禁止のアピール」国際署名への賛同を呼びかけました。
また、民主党政権が消費税増税と社会保障の改悪を一体で進めようとしていることを批判し、「5兆円もの軍事費、7千億円もの米軍維持費を削って震災復興や雇用対策にまわせ」と訴えました。
参加した兵商連の岸輝彦事務局員や日本共産党の平松順子平和部長など7人が、「核兵器全面禁止のアピール」署名を訴えると、次々に足をとめて署名する姿が目立ちました。
今日、成人を迎えるという西宮市の青年や北海道からの観光客などが、貼り出された被爆写真に目をとめ、「広島と長崎の悲劇を福島で繰り返しているのは許せませんね」などと語りながら署名に応じました。被爆者のためにと千円札の募金に応じた人もあり、この日の行動で、「アピール」署名62筆が寄せられました。