北海道原水協は1月6、9日両日、札幌市中央区パルコ前で新春6・9行動を行いました。
6日は、非核の政府を求める北海道の会の小野内勝義さん、新日本婦人の会北海道本部の工藤富美子さん、日本共産党北海道委員会の宮内聡さん、弁護士の齋藤耕さんが次々マイクを持ちました。
「国連会議場前の署名のツインタワーに私たちの署名が展示されている」「被爆者は再び被爆者を作らせない運動をしてきたのに、原発に反対してこなかったことを悔いている」「被爆者が核兵器で苦しむのは自分たちだけにしたいと裁判にたちあがった」「被爆の実相を世界に伝えることが被爆国の責務だ」などなど、2012年核兵器のない世界へ扉を開く希望の年にと、核兵器をなくすために署名への協力を呼びかけました。
被爆の実相を語る被爆パネルに若い二人連れが釘付けになっていました。自ら足を止め署名した青年が、音楽で核兵器をなくす活動をしていると話していました。
前日の吹雪で空模様が心配されましたが、国民救援会北海道本部、西区年金者組合、北海道被爆者協会などから15人が参加し、新婦人新聞も配ったりと、賑やかな新春6・9行動でした。
新成人へ呼びかけ
9日の行動では「新成人の皆さん、おめでとうございます」の呼びかけに足を止めた成人式を迎える3人が、新成人の記念にと賑やかに署名しました。18歳の女子高校生が「署名しなよ」と友達にすすめ、それぞれ署名しました。
北広島原水協の浜田種樹さん、国民救援会北海道本部の桑名ちか子さん、非核の政府を求める北海道の会の小野内勝義さん、北海道原水協の嶋田千津子さんが、次々とマイクで訴えました。
「草の根の行動、一つひとつの粘り強い行動が平和を作ります」「何より核兵器のない世界の歴史のページを開いたのは、被爆者の闘いです。被爆者の願いは世界のどこにも再び被爆者をつくらせないことです」と署名の協力を呼びかけました。
札幌市内の中学3年生4人が、昨年長崎の修学旅行で核兵器の恐ろしさを学んできたことから、後輩に被爆者の貴重な話を伝え、核兵器の恐ろしさを伝え、515名の署名が集めたことが紹介されました。