原水爆禁止北海道協議会は、核兵器廃絶と被爆者連帯を訴える6・9宣伝行動を、6日札幌市中央区パルコ前で行いました。
師走の寒い風が吹く中の宣伝行動でしたが、被爆の実相を示すパネルに思わず足を止め署名する高校生、10月の国連総会にこの署名を提出したんだよと話すと連れ立って署名する高校生もいました。中央区原水協、国民救援会札幌支部、北海道平和委員会から参加し、『核保有なんてとんでもない 憲法と非核三原則でアジアと日本の平和を』のビラを配りました。
北広島原水協の浜田種樹さんは、「61年前、瞬時に爆風と熱線、その中をかろうじて生き残った被爆者は世界に向かって『核兵器なくせ』と声をあげてきました。核兵器と人類は共存できません。私たちがしなければならないのは、核兵器を世界中から全部なくすることではないでしょうか」「今年の国連総会では、2000年核兵器廃絶の合意をすみやかに実行せよとの決議が、圧倒的多数で採択されています。核兵器廃絶は国際的世論です。被爆国日本政府は国連では不十分ながら核廃絶の決議を提起する一方、国内では日本の核保有議論、非核三原則の見直し発言を行っています。61年たった今、被爆者がなぜ提訴しなければならないのか」と訴えました。
北海道民医連の宮原昌男さんは、「61年前の8月6日広島に原爆が落とされた6日は、全国で6・9の宣伝行動が行われています。この間、何回かの原爆使用の危機がありましたが、署名・世論の力で使わせませんでした。若い人たちが被爆者の話を聞いたり、署名に協力する姿が目につきます。皆さんの思いを書名に託して下さい」と署名に協力を呼びかけました。
(北海道原水協 しまだ)