広島市原水協(中本康雄筆頭代表理事)は5月3日、中区の平和公園東側の元安橋で原爆パネルを展示し、「核兵器のない世界を」署名を集めました。
行楽客でにぎわう「ひろしまフラワーフェスティバル」初日に合わせて毎年行っており、今年で14回目となります。署名行動には44人が参加し、約2時間で署名が1541筆、募金が56621円集まりました。これらはいずれも過去最高です。
原爆ドームが見渡せる橋に並べられた約60枚の写真パネルにフラワーフェスティバルに全国から来場した多くの人が立ち止まって見入り、積極的に署名に応じました。
金子秀典事務局長らがハンドマイクでリレートーク。「ここは爆心地直下で広島一の繁華街でした。被爆国であり憲法九条を持つ日本は、核兵器廃絶と世界の平和に積極的な役割を果たさなければなりません」と訴えました。
平和公園を訪れ、署名に応じた会社員(23)=福岡市早良区=は、「焼死した少年の写真を見たらかわいそうで・・・。核兵器はなくさないとだめです」と語りました。
安佐南区在住の年配の女性は、「私は被爆していませんが、叔母が原爆病院に入院しています。みなさんの署名は大切ですね」と話していました。