日本原水協加盟団体の新日本婦人の会(新婦人)は全国で海外の姉妹都市の子どもたちに原爆組写真を送ろうという運動が進んでいます。
親子で核兵器廃絶の手形タペストリー作成
千葉県市川支部しらさぎ班の親子リズム小組では、昨年12月に被爆体験のお話を聞き、2月に姉妹都市に原爆組写真と子どもたちといっしょにつくるピースタペストリーを贈ること、国際署名「核兵器のない世界を」を100集めることをみんなで決めました。
そして4月、大きな布を2枚用意して、アクリル絵の具を手のひらにつけて、みんなでペタペタ。 ハートの形に「Appeal for Nuclear‐Weapon‐Free World」と書き込んで完成!
▲手のひらに絵の具をつけて・・・
▲ペッタン!
「すごく楽しかったです。核兵器をなくして世界が平和になってほしいです」と思わぬ大作にみんな笑顔いっぱい!なにより、4月に入会したばかりのママたちも子どもたちも、みーんなでチャレンジして、核兵器廃絶に貢献しちゃってることに感動でした。
▲ステキなタペストリーができました
自治体に歓迎される
新婦人佐賀県本部では、どこが姉妹都市なのかわからないので”とにかく自治体を訪ねよう”と、全支部が役所を訪問しました。
その中で鳥栖市の姉妹都市はドイツのツァイツ市であることがわかり、6月に平和友好団体が訪ねてくることも判明。担当者から「”平和友好”で来られるが、どう対応していいか悩んでいた。原爆組写真を渡してくれたら助かる」と歓迎されました。
大和町ではフランスの町と姉妹都市で、職員からは「僕が郵便局に一緒に行って住所を書きます」と言われるなど、自治体の係の人たちと仲良くなる経験もありました。
パタパタ鶴もいっしょに
奈良市の姉妹都市オーストラリアのキャンベラ市へ、奈良県本部と奈良支部が協力し、原爆組写真を送りました。
県の平和係会議で相談し、折り紙のパタパタ鶴も入れることになり、奈良支部の人が千代紙でたくさん折ってくれました。
市には奈良支部長が出向いて申し入れ、担当者からは「『国連NGOの団体からこういうものを送ります』とメールしておきます」と言われました。また、「奈良市から送ったものはこの人に必ず届くことになっている」と住所のコピーも渡してくれ、「国連NGOということだから、相手もおろそかには扱わないと思います」とのことでした。
英文のお手紙と署名用紙、原爆組写真、パタパタ鶴50羽、奈良支部西の京班トラベル英会話小組の会員の協力で、「折鶴」の意味や、パタパタさせる方法などのさし絵も入れた英語の説明文も入れて送りました。
県内全支部で準備中
岐阜では現在、県内全支部が海外12の姉妹都市に原爆組写真を送る準備をしています。