日本原水協は9日、東京・上野公園で核兵器禁止条約の交渉開始を求める「核兵器全面禁止のアピール」署名を集める6・9行動を行いました。
「原爆と人間」展パネルを並べて「いま世界には核兵器廃絶して余ったお金を人々の雇用や暮らしのために使うべきという非常に強い流れがある」「わずかにすぎない核兵器を持つべきという意見の国々に対して、昨年のNPT再検討会議で約束したことを守れという声を署名で届けよう」と呼びかけました。
静岡県熱海市から修学旅行で来た小学6年生たちは、署名をしたあとお小遣いの中から募金をしてくれました。
日本の友人たちと大きなデモに参加したというスペイン人のカップルは、「スペインでももちろんヒロシマ・ナガサキのことはみんな知っていますよ」と話しながら署名。
「国連に持って行きます」と話したら、「国連って何ですか?」と質問した若い女性も署名してくれました。
行動終了間際に、署名をしてくれたドイツ人女性2人組は、参加者の1人が胸から下げていたいわさきちひろの絵が気に入り、欲しいとお願いされたので差し上げたところ大変喜んでくれて記念撮影になりました。
1時間の行動には8団体から25人が参加し、署名は142人から、募金は5790円が寄せられました。