山形県原水協は3月7日、今年度の総会とともに、創立50周年を祝う記念行事を天童市で行ない、記念講演と祝賀会を催しました。
山形県原水協はビキニ事件後の核廃絶運動が全国で盛り上がる中、1957年2月23日に詩人・真壁仁氏を理事長に結成されています(代表委員には当時の我孫子県知事の名も)。
この日Ⅰ部の記念講演には県内外から約100人が参加。日本原水協の高草木博事務局長が「核兵器廃絶への道-2010年・動き出した世界と日本の運動」と題して講演。Ⅱ部の祝賀会に東北各県原水協の代表、また県内各界からの来賓を招いて60人が参加しました。
先日当選したばかりの吉村美栄子県知事から寄せられた「県民の皆さんとともに、憲法の精神をふまえ、核兵器のない平和な社会を目指していきたい」とのメッセージが紹介されると会場から大きな拍手がわき上がりました。県内市町村からは実に7割の自治体からメッセージが寄せられ、内容はすべて当日参加者に資料として配布されました。
半世紀の歴史ふりかえる『あゆみ』発行
山形県原水協ではゆかりの方々からの寄稿と資料編で編纂した半世紀の歴史を振り返る『山形県原水協50年のあゆみ』をこの日に向け発行しました。祝賀会会場ではこれをもとに作成した「目で見る50年のあゆみ」もスライドで上映。約10分と短時間ですがコンパクトにまとめられたこの50年のあゆみは列席者から大変な好評を受け、各地で上映しようとの声も多くよせられました。
スライドの販売は検討中ですが、「50年誌」は1冊千円で販売も予定しています(連絡先は070・6953・6900佐々木まで)。