第五福竜丸乗組員の大石又七さんが新著『矛盾』を発刊しました

▲『矛盾 ビキニ事件、平和運動の原点』表紙

 

マグロ漁船第五福竜丸乗組員として1954年3月1日にアメリカが行った水爆実験「ブラボー」によって「被爆者」となった大石又七さんが『死の灰を背負って』(新潮社)『ビキニ事件の真実』(みすず書房)『これだけは伝えたい ビキニ事件の表と裏』(かもがわ出版)『太陽が西から昇った』(『ビキニ事件の真実』が英訳されてハワイ大学から出版)に続く5冊目として武蔵野書房から『矛盾 ビキニ事件、平和運動の原点』を出版しました。

「ビキニ事件」の生き証人としてこれまでさまざまな場所で講演を行い、今年7月3日にはノーベル文学賞受賞者の大江健三郎さんと対談したことも記憶に新しい大石さんが「知識人がよけて通り、政治・メディア・学校でも教えない影のお話」として半世紀にわたって苦しみながら感じ調べたことを綴っています。

日本原水協では、大石さんのサイン入り本を販売しています。お問い合わせフォームよりご注文ください。郵便振替用紙を同封してお送りします。

定価1890円(本体1800円)

以下は「矛盾」の目次です

***

『矛盾 ビキニ事件、平和運動の原点』

 

<目次>

はじめに

核兵器誕生

ビキニ事件——平和運動の原点

 

一、元漁師が歩んだ核兵器と戦争の道

不運続きの最後の航海

閃光と轟音

死の灰

目覚めた反核運動

外交機密文書

防共の砦にされた日本

影の仕掛け人・正力と柴田

外務省のツチヤが密使

長屋の熊さんと八っつぁんのボヤキ

 

二、人類の起源

ミトコンドリア・DNA

類人猿からヒトへ

黄色人種の日本人

古代日本の起源

神話が生まれた背景

もう一つの『古事記』と神話(NHK編)

渡来人

江戸から明治へ

明治憲法

ハーグ平和会議

 

三、 戦争を作る人たち

戦時中の国民学校

ビアク島に白骨の兵隊

レイテ島では

隠された「玉砕」の真実

憲法九条

勲章と靖国神社

軍人は金太郎飴?

軍国主義

戦い好きな民族

豹変した警察予備隊

 

四、テロリストとは

米空母オリスカニの恐怖

非核三原則の嘘

世界一危険な国・日本

テロリストとは?

証言 元CIAアンゴラ機動部隊長 ジョン・ストックウェル

証言 元米司法長官 ラムゼー・クラーク

そして9・11事件

原子力空母が来た

負の遺産・原発

 

五、平和な地球にしようよ

NPTニューヨーク平和集会

疑わしくなった船の被災位置

ビキニ被爆者の怒り

第五福竜丸展示館とマグロ塚

第五福竜丸のエンジン

次代を担う若者たちへ

オバマ大統領のプラハ演説に思う

南硫黄島の自然

平和な地球にしようよ

 

エピローグ

リチャード・フォーク氏の「序文」

おわりに

あとがき

 

主な参考資料

著者講話の記録

ビキニ事件関連年表

 

タイトルとURLをコピーしました