【奈良】第21回中和地域平和のつどい 映画『ひろしま』上映会に500人超が参加

8月21日 第21回中和地域平和のつどい 映画『ひろしま』上映会を開催しました。

主催は、平和委員会や土庫病院、民商、新婦人など地域の民主団体でつくる実行委員会。会場の奈良産業会館大ホールは1回目の上映に400人以上が来場し、立ち見も出る盛況となりました。2回目上映100人とあわせ500人を超える参加となりました。

映画『ひろしま』は、被爆直後の惨状を1953年に独立プロが製作、9万人の広島市民のエキストラと月丘夢路さんら有名俳優が協力して実現した奇跡の名作。しかし当時の世相も影響して劇場ではほとんど公開されませんでした。58年の時を経て大和高田での上映がかなったことになります。入口ホールでは当時の撮影現場の貴重な写真が展示され、注目を集めました。

企画成功に向けて、奈良県、大和高田市、同教育委員会の後援も得て、130ある町内会の掲示板へ貼り出しを要請、市内のすべての学校への協力要請、5万枚の新聞折込、宣伝カーの運行などを行いました。福島原発事故による放射能被害への関心の高まり、戦中戦後を知る世代の上映への共感が広がる中、つながりのない地域の方からの問い合わせが相次ぎ、500人を超える参加につながりました。新たな層へ核兵器廃絶への世論を広げることができたと思います。

(高崎大史)

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