原水爆禁止七飯地区協議会は5月29日、七飯町内のスーパー『魚長』前で、核兵器廃絶交渉の開始を求める「新署名」の宣伝行動を行いました。
3月22日の七飯町長との懇談で、町長が快く署名に賛同し、スーパーの前で署名するなら協力すると発言しました。
署名の趣旨に賛同して、初めて中宮安一町長夫妻が参加しました。道路には『核兵器をなくし平和を願う町 七飯町」と非核平和の塔が見えます。
中宮町長は「核兵器のない世界は、世界で唯一の被爆国である日本が最も望むべきことであり、将来を担う子供たちへの最善の贈り物であると確信します。ともに手を携え頑張りましょう!!」と4月15日にアピールを出しています。
中宮町長は、「世界から核兵器をなくそうと、七飯原水協の皆さんと一緒に訴えます。私もしっかり署名させていただきました。今日は町民の皆さんに直接声をかける、強い気持ちで参加しています。目標は1万5千人、町民の過半数と聞いています。町民の皆さん、一人ひとり署名して下さい。この署名運動をしっかりやっていくことが、被爆国日本としての大きな責任と思います。一人ひとりの力が、日本を動かし、世界を動かします。署名に託して下さい」と力強く訴えました。また、署名した人に著名人のビラを渡し、直接声をかけていました。
▲左から2人目が中宮町長
七飯原水協の舟見洋三代表理事は、「魚長の店長にも快く協力いただきました。昨年5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議、10月の国連総会を受け、今年2月15日に新しい署名を提唱しました。今なお20万人をこえる被爆者の方々が、核兵器の恐ろしさを訴えています。国連に署名を積み上げましょう」と訴えました。
七飯町老人クラブ連合会会長北見辰雄さんも参加し、参加者は30名です。小雨降る寒い中でしたが、七飯町民に署名の協力を呼びかけました。駐車場の車の中の方にも丁寧に声をかけました。「今、仕事が終わったばかりです」とスーパーの職員の方も署名しました。女子中学生が母親と一緒に仲良く署名する姿もありました。
買い物の行き帰りに足を止め寄せられた署名は、86名分です。北海道新聞・函館新聞が取材にきました。
(北海道原水協事務局長・嶋田千津子)