日本原水協は6日、核兵器のない平和で公正な世界の実現をめざして6月の世界平和フォーラムにむけて、新国際署名のおおきな飛躍をつくるための6・9行動を上野公園駅頭で行いました。
うららかな陽気の中、花見客でにぎわう上野公園にスマップの「トライアングル」や青年のうたごえサークル「にんたま合唱部」のメンバーの平和の歌が流れると、若者たちがみんな振り向きます。
フロリダから東京ディズニーランドに働きに来ているというドレッドヘアーの黒人男性は、「イラク戦争でブッシュ大統領は混乱をまき散らしている」と言いながら署名し、署名行動を撮影していきました。
また、「バカブッシュ、バカブッシュ」と日本語で言いながら近づいてきた米国人男性は、「核兵器廃絶の署名です」と言うと、親指をグッと突き立てて「Good Work!」と言いながら握手を求めてきました。そして、東京都原爆被害者団体協議会(東友会)の被爆者上田紘治さんと記念撮影もしていきました。
「原爆と人間」パネルを見ていた母子は、「子どもは今までこんなパネルは見たことがなかったので、原爆を直視する機会になって良かった」とお礼を言って親子で署名をしていきました。
昨年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議要請団に参加した東京の学生は「ニューヨーク行動のときのように楽しかった」と感想を語りました。
行動には東京原水協、台東原水協、「上野東照宮に広島長崎の火を永遠に灯す会」など6団体から26人が参加し、1時間の行動で「すみやか」署名が125筆、原爆症認定制度の改善を求める署名が48筆、募金が3223円集まりました。